課長の責任をとる部長とその上を行く常務の行動


いよいよ物語は第3ステージに突入します。

 

まずは第2ステージのおさらいから

 

ティーン!

ワイングラスが気持ちの良い音を奏でた。

 

桃子
「今まで練習してきた事の復習ね。

①良い気分で良い磁石になる。

②鏡を変えるのではなく、大元の自分を変える。

③物事の良い面を見る。

④どうしても良い気分になれない時、気分転換の自分接待。

この4点は、常に継続してね。」

 

聡美
「うん、せっかく練習して出来るようになったんだもの、頑張って続けるね。」

 

桃子
「聡美って、今やってる引き寄せの練習、楽しいの?」

 

聡美
「うん、最初は慣れないから戸惑ってばかりだけど、やってて楽しいよ。」

 

桃子
「よかった。じゃ、頑張るとか、一生懸命とか、努力とかの言葉は、出来るだけスルーしよ。だって、気持ちと言葉が合ってないし。前にも言ったけど、人生は楽しく生きたいよね。」

 

聡美
「そうよね、確かに小さい頃から使っているから言ってるけど、気持ちとは合ってないね。たぶん口癖なんだと思う。」

 

 

自分の気分や気持ちを意識して素直に言葉にしていく

 

桃子
「そうだね。口癖って習慣と同じで、なかなか直らないけど、言葉は大事だからね。言霊とも言うし。自分の気分や気持ちを常に意識して、素直に言葉にしていく練習も大切ね。」

 

聡美
「お、早くも次のポイントなの?」

 

桃子
「そうね、第3ステージ開始ね。まずは、今の話。ネガティブな口癖を直して、良い気持ちに合った、良い言葉を使おうね。」

 

聡美
「了解!これは、わかりやすいが、慣れるまでは大変ね。」

 

桃子
「ゲーム感覚で楽しみましょう。」

 

聡美
「ゲーム大好き。大歓迎。」

 

 

1番好きなコトやモノを選択する

 

桃子
「次は、毎日の生活の中で、今、選べる、1番好きなコトやモノを選択しようって事なの。とても些細なことからでOKよ。例えば、ランチ。おにぎりかサンドイッチかを今、1番好き!と言う気持ちで選ぶの。人生は小さな選択が積み重なってるの。大切に選んで、気分の良い人生にしようってコト。」

 

聡美
「楽しいコトを選択するんだね。」

「あ、ネーミング考えた。陽気な洗濯屋さんってどう?」

 

桃子
「アハハ!聡美って面白いね~。陽気な洗濯屋さん、それバッチリね!」

 

聡美
「あたしって、天才?(笑)」

「選択の人生。毎日楽しく選択しちゃう、陽気な洗濯屋さんよ、あたし!」

 

桃子
「その調子よ、洗濯屋さん(笑)!!小さな選択がうまく出来てきたら、自分がやりたければ、やる。自分がやりたくないなら、やらない。で、選べるようになってくるよ。やりたいコトって、楽しいことやワクワクするコトだから、どんどん楽しい人生を自分で創っていくことが出来るね。」

 

聡美
「自分の人生を自分で創っていく。。今まで、想像もしなかった言葉だ。」

「陽気な洗濯屋さんを続けていけば、楽しい人生を自分で創っていけるのね?」

 

桃子
「そうよ!これも楽しいゲームでしょう?」

 

聡美
「うん、最高!!昨日から良い気分、ずっと継続中!」

「あ、デザート食べようよ。これは、気分転換じゃなく、ただ、食べたいだけね。ジェラートにしようよ!!」

 

良いなって思ったことはメモする

 

桃子
「よし、流れに乗って、もういっちょうね!これ、昨日テレビ見てて思いついたんだけど。」

「刑事コロンボって知ってる?おとぼけのコロンボ刑事が難事件を解決するんだけど、コロンボはいつもメモをとってるの。どんな些細なことも。で、コレ使える、って思ったの。人間は忘れる動物じゃない。だから、引き寄せの練習で、良いなって思ったことは、メモするの。ランダムでかまわないの。とにかく良いと思ったコトをメモするの。」

聡美
「コロンボ知ってるよ。確かにメモ取ってるね。あたしも直ぐ忘れるからメモ取るね。題してコロンボメモ!!んー、なんかいまいちね。良いコトをメモ、あ、ハッピーメモ!!決まり!!」

桃子
「アハハ。ネーミングは何でもいいのよ。じゃ、課長の良い面が見つかった時とかは、必ず書いてね。あとで読み返すと、必ず自分の宝物になるよ。」

聡美

「うん、引き寄せの練習で気がついた良いコトは、ハッピーメモするね。」

 

 

自分が本当に心から感謝できる事を見つけたら感謝する

 

桃子
「第3ステージの練習項目、最後の1つよ。」

「感謝する。」

「これは、最初に言った引き寄せの最大ポイント、良い気分でいる、に次いで、大切なコトなの。聡美の周りを見渡しても、感謝することは一杯あると思うけど、あらためて感謝なんてしないでしょ、今までは。」

聡美
「んー、感謝ねー。したことないかなぁ。。あ、桃子とおばさんには感謝してるわ。言ってないけど。」

桃子
「あら、ありがとう。よく考えてみて。まず、この世に生まれてきたことや、日本に生まれたこと、生きてること、働けること、住む家があること、もう限りなく感謝しかないのよ。でも、みんな当たり前になっちゃってるのよね。」

聡美
「耳が痛いわね。あたし、完全に当たり前だったわ。」

桃子
「私もそうだったのよ。でも、今、気がついたんだから、OKよ。自分が本当に心から感謝できる事を見つけたら、感謝すればいいのよ。聡美は今、感謝を意識したの。たぶんこれから感謝することが増えてくると思うわ。そしたら、感謝してね。」

聡美
「うん、感謝する。よく考えたら、すべてに感謝だね。」

桃子
「そう、感謝はね、次の感謝したくなる現実を引き寄せてくれるのよ。感謝が感謝をつれてきてくれるの。」

聡美
「なんか、引き寄せの練習というよりは、人生の基本を学んでるみたい。」

桃子
「やるね、聡美。その通りなのよ。」

「また、その話はするね。とにかく、この第3ステージまでが、引き寄せの基本編なの。明日から聡美の現実で練習してみてね。」

聡美
「桃子、今日はありがとう。早速明日から、習った事を練習していくわ。」

「やったるでー!!」

 

 

因果応報。つい目の前の出来事に振り回されてしまう。

 

ガタッ!!

この引き出しの奥に、えーっと、メモ帳、メモ帳、あ、あった!


使ってないメモ帳があると思ったのよねー、よかった。お、コロンボ刑事みたいな縦型のメモ帳だ。ラッキー。よし、これで、ハッピーメモ、スタートだ。

まずは、メモしよう。「メモ帳はウチにあった。ラッキー!」っと。あれ?これでいいのかな?ま、イイよね、良い事をメモればいいっていってたもん。

さ、今日から、第3ステージね。なんだか、楽しみ。会社へ行こう!

うん、なんだか昨日と違うように感じるわ、同じ社内だけど。まずは課長を観察ね。あー、相変わらずの仏頂面だわ。あれ?ぶっちょうずら、って、仏さまの字が入っているから、仏教なのかも。おばさんに聞いてみよう。あ、メモしとこ。

えり

「聡美、おはよう。なに、メモ帳なんかもって。物忘れ?もうボケが始まったの?」

聡美

「あ、おはよう。朝から何言ってのよ。これは、ハッピーメモよ。イイ事をメモするの。えりもやったら?」

えり

「あ、パス。面倒なのキライなの。それよりさぁ、田口のヤツ、例のプロジェクトがうまく行ってなくて、ご機嫌斜めなのよ。気をつけなよ、聡美。」

聡美

「それで、あの仏頂面なのか。とばっちりが来そうで、ウザイね。」

はっ、あたしったら、ウザイとか言っちゃった。悪い言葉は、悪い気持ちが言わせてる。そうか、とばっちりが来るって思ったのか。ダメじゃん、とばっちりを引き寄せてるよ。

 

田口課長

「小林~~!!!」

聡美

「は、はいっ!」

マジ?めっちゃ早いじゃん、引き寄せ!!

 

田口課長

「バカヤロー!!おまえ、また、数字違うぞ!やり直せ!!」

 

聡美

「すいません。」

あ、コレ、ありさに頼んでた資料。。もう絶対許さない、アイツ!!怒!!

ま、待つんだ、あたし!ちょっと落ち着こう。ここで、ありさに文句言っても同じだ。これ第1ステージよね?鏡は変わらない。あたしを変えないと。

 

ふー。今日から第3ステージなのに、第1ステージに逆戻りね。やれやれ。

 

でも、待てよ。今のこの状態が、第1ステージで学んだから出来てる状態じゃない?すぐにありさを怒鳴ってないし。

 

あたし、やるじゃん。お、ちょっと良い気分。これも第1ステージの基本、良い気分でいる、ね。スゴイ変化だわ、あたし。

 

えり

「それって、ありさに振った仕事でしょ?アイツしめちゃいなよ。」

 

聡美

「そう。でもいいわ、あたしが直せばすぐだし。あの子に振ったあたしが悪いのよ。」

 

えり

「あんた、ちょっと変よ。。」

 

聡美

「大丈夫よ。心配してくれて、ありがとね。」

 

あれ?あたし、えりにありがとうって言った。ありがとうって良い言葉使った。スゴイ!良い気持ちだから良い言葉が出てきたのね。ウフ。

 

んー?課長に怒られて、ありさを怒鳴ろうとしたけど、自分で数字を直す、を選んだ。これ、もしかして、陽気な洗濯屋さん?そうよね、あたし、怒鳴るより自分で直すを選択したよね。陽気な洗濯屋さんになれたのね!

 

メモ、メモっと。「あたし、怒鳴るより自分で直すを選んだ。エライあたし。」よし、メモもやってみると案外楽しいな。

 

ホント、あたしの選択しだいで、現実は変わっていくのね。これも桃子のお陰だわ。はっ、あたし、桃子に心から感謝してる!あたしが感謝できた!!どうなってんの今日?

 

ありさ

「小林先輩、大丈夫ですか?いつも課長に怒られてばっかりですね。今度また、課長に怒られる事があったら、私のせいにしていいですよー。」

 

聡美の血管

「ブッチッ!!」

 

聡美

「ありさ。。給湯室にきなさい。。」

 

はー、やっちゃった。。

まあ鏡を直そうとしちゃったよ。

気分も最悪。。

悪い洗濯屋さん。。

こんな時は、えーっと、えーっと、ありさの良い面を見る!

無理!!!

じゃあ、気分転換だ。

トイレに行こう!!

いつもの洗面台で叫ぶしかない。

 

「ありさのバカヤロー!!」

 

・・・

「なんかいったかい?」

 

聡美

「おばさん、居てくれた。。」

 

おばさん

「どうしたんだい?」

「泣いてるのかい?」

 

聡美

「おばさん、あたし、ダメ女です。」

 

おばさん

「あらら、今日もお昼一緒にどう?」

 

聡美

「おばさん、ありがとう。。」

そしてお昼休みの屋上で、おばさんに事情を話した、聡美。

 

おばさん

「小林さん、大変だったね。」

 

聡美

「途中までは、すごく良い種が蒔けてたんです。でも。。

そうか、元はと言えば、田口課長の仏頂面がいけないんです。」

 

おばさん

「仏頂面ね(笑)。仏頂はお釈迦様の頭上の事。

その頭上に宿る広大無辺の功徳から生まれた仏が、仏頂尊というの。

この仏様が、無愛想で不機嫌な顔に見えるのよ(笑)。

実は、膨大な知恵と威厳に満ち溢れているんだけどね。

だから、田口課長が仏頂面でも、心の中は威厳に満ちてるのよ~(笑)。」

 

聡美

「あ、そういう意味だったんですね。そうか、人は見かけで判断してはダメですね。」

 

おばさん

「そうね。観月さんもそうかもよ。」

 

聡美

「え、ありさ?あー、アイツはダメです。根性腐ってますから。」

「はっ!!もしかしたら、これもあたしが蒔いた種。。」

 

おばさん

「もちろん、今日の出来事はすべて、小林さんが蒔いた種が実ったのよ。観月さんの根性は腐ってるって種も、ちゃんと自分で蒔いてるわよ。」

 

「因果応報。つい目の前の出来事に振り回されてしまうけれど、忘れないこと。」

 

聡美

「はい。。」

「あーでも、もうダメです。どうせあたしなんて、何をやってもうまく行かないダメ女なんです。おばさん、いろいろ教えてもらったけど、ごめんなさい。」

 

おばさん

「そうかい。私は小林さんを信じてるよ。あなたなら、きっと出来るから。ここで少し頭を冷やして、また、一からやり直しなさい。人生、何度でもやり直せるから面白いの。」

「それじゃあ、元気出してね。」

 

聡美

「ありがとうございます。」

 

んー、良い気分ではない。

良い磁石じゃない。

鏡を変えようとしてしまった。

ありさの良い面は考えられない。

ついでに課長も。

屋上に居るけど、気分転換できない。

自分接待する気も起こらない。

悪い考えに悪い言葉しかでてこない。

陰気な洗濯しか出来ない。

ハッピーメモ忘れてきた。

感謝、出来ない。

あたし、重症。。。

でも、おばさんは、あたしを信じてるって言ってくれた。

人生は、何度でもやり直し出来るって言ってた。

 

桃子にメールしてみるか。

 

【桃子、あたし、もうダメ、立ち直れない。どうしよう?】

 

ブー)

いつも早いな桃子。

 

【聡美。了解。無理しないで。そんな日は仕事が終わったら、さっさと寝るに限るよ。落ち着いたら会いましょう。連絡待ってるね。】

 

なるほど。そうだね。あたし、張り切りすぎたかも。

 

ちょっと、無理しちゃったな。

 

よし、ひと休みするか。

 

 

人生やり直せるから面白い!

 

ピー ピー ピー

目覚まし時計がなる。

 

「ふぁー、よく寝た」

 

そういえば、昨日、会社から帰ってきて、お風呂も入らずゴハンも食べずに、ベッドにもぐりこんだんだっけ。

 

しかし、よくこんなに眠れるな、我ながら感心するよ。でも、たくさん寝たら凄くスッキリした。なんだか元気出てきたわ。

 

昨日は、散々だったけど、一から出直しね。

 

まずは、基本のおさらい。

・良い気分でいる!

・鏡(現実)は変えられない!

・物事の良い面をみる!

・辛いときは、自分接待!

・良い言葉を使う!

・好きやワクワクを選ぶ!
(陽気な洗濯屋さん)

・良いコトはメモる!
(ハッピーメモ)

・感謝する!

 

こうやってみると、ぜんぶ出来ない事は無いと思えるな。

 

つーか、1度はうまく出来たしね。

あせらず、少しづつ。

 

さすが、おばさんだね。

今になって、意味が分かったよ。

人生やり直せるから面白い!

 

ほんと、面白くなってきた!

 

おし、シャワー浴びて、会社行くか!!

 

♪わーたーしー い~い~き~ぶ~ん~♪

 

えり
「ねえ、聡美、大丈夫?歌なんか歌って。」

聡美
「あ、聞こえた?ゴメンね。」

おっと、会社だったか。

 

良い気分だった時、鼻歌歌ってたんだから。鼻歌歌ったら、良い気分になれるでしょ。我ながら良い考えだね。でも、ホント鼻歌歌ったら、少し気分が良くなった来た気がする。これ使えるね。ウシシ。

 

あとは、何があっても、鏡を変えようとしては、いけない。これが1番難しい。昨日のありさの場合も、ありさに文句言っちゃったけど、あの子は変わらない。いままでもそうよね。鏡は変えれないは本当のこと。だったら、あたしが変わらなきゃ。

 

そうとなったら、行動あるのみ!

 

聡美
「ありさ。。昨日はごめんね。よく考えたら、あたしが悪かったわ。あたしの事を思って言ってくれたのに。また、なんかあったら助けてね。ありがとう。」

 

ありさ
「あ、センパーイ。いーんです、分かってもらえたなら。先輩も大人になったんですねー。」

 

聡美
「う、うん。誉めてもらって嬉しいわ。 」

 

あ、ダメよ、キレちゃダメ、あたし。キレたら、今までと同じ未来が待ってるだけ。

 

鏡は変わらないのよ。これは、過去のあたしが創った現実。。

あたしが今、変われば、必ず未来が変わるのよ。。

お、そう考えたら我慢できた。我慢は良くないけど、未来を変えるには、荒療治も必要。ここを乗り越えたら、ラクになる、きっと。

 

あ、そうだ、メモ、メモ。

 

えーっと、「ありさのバカ発言に耐えたあたし、エライ!未来は明るい!」っと。メモったら、ちょっとラクになったわ。でも良い気分には程遠いなぁ。

 

そうだ、ランチのこと考えよう。今日は何にしようかなぁ~。あ、お蕎麦が食べたいかも。うん、お蕎麦に決定!ひさしぶりだー、お蕎麦。ワクワクしてきた!

 

 

聡美
「あー、美味しかった。」

 

えり
「日本人に生まれて良かった瞬間ね。」

 

聡美
「そうねー、美味しいモノを食べたら、ホント良い気分♪」

お、良い気持ちに合った良い言葉!いいぞ、いいぞ、あたし!自分接待成功ね。

さ、午後から会議だ。気を引き締めよう。

そして、会議が始まった。

相変わらず吉川部長は、かっこいいなぁ。

 

吉川部長
「田口課長、経理部から、経費の使い方について苦情が来てるんだが、どうなってる?」

 

田口課長
「はい。その、大口の契約がですね、あと1歩と言うところまで来てまして。今、その担当者と最終的な詰の段階にありまして。それにはどうしても経費が必要で。。」

 

田口のヤツ焦ってるなぁ。半端じゃない金額使ってるからなぁ、接待で。もし、あれで契約が流れたら、責任取れないだろうなぁ。

 


吉川部長

「そうか、では、経理部には私から伝えておこう。それで、その契約は取れそうなのかな?」

 

田口課長
「部長、安心してください。もう99%大丈夫です。先方からも口約束ですが、確約を取りましたので。もしも、この契約が流れるようなことがありしたら、私が責任を取ります。」

 

吉川部長
「頼もしいな。任せたよ。」

 

田口課長
「はい、今日これから先方で契約を交わしてきます。任せてください。」

 

お、田口のクセにかっこいい事言うじゃん。ま、アレだけの経費使ってるんだから、取れて当たり前といえば当たり前か。よし、ちょっとメモっとくか。「課長も意外と男らしい一面がある。」

 

そろそろ、5時か。帰るとするかなぁ。あ、課長が帰ってきた。あれ、なんだ、あの肩の落とし方。めちゃめちゃ落ち込んでるのが、一目で分かる。もしかしたら。。

 

ガチャ!!

 

あ、経理部長だ。経理部長がなんで直接やってくるんだ?

 

経理部長
「田口課長、いるか!!」

 

田口課長
「はい。」

 

経理部長
「今、先方から連絡があったぞ。契約の件、白紙だそうだな。」

 


田口課長

「はい。すみません。。」

 


経理部長

「すみませんだと~?!お前んとこの部長が頼んできたから経費を承認したんだぞ。どうしてくれるんだ!!お前がこの契約で使った経費、500万だぞ、500万!!責任取れ!!」

 

田口課長
「責任と言われましても。。確約も取れてたんですが。。先方も急な不渡りを食らったとかでプロジェクト自体が消滅したんです。。」

 

経理部長
「言い訳無用!!オレも常務に報告が出来ん!!おまえが報告して来い!!」

 

田口課長
「それは。。」

 

吉川部長
「経理部長、すみません。田口課長も精一杯やった結果です。すべての責任は私にあります。常務には私から説明にあがります。どうぞそれでお許しください。」

 

経理部長
「じゃ、吉川部長の判断と言うことでよろしいですね?私は無関係ですよ。常務にはそのように伝えてくれるんですな。」

 

吉川部長
「もちろんです。私が承認したんです。私の責任です。ご理解いただき、ありがとうございます。」

 

ひぇー、契約逃したんだ~。500万??あのバカ、なにやってんだ。

それに引き換え、なんて部下思いで、男らしいんだ、吉川部長。全部自分で責任取るつもりなんだなぁ。スーパーサラリーマンだ。

 

え、田口のヤツ、泣いてるよ。情けないなぁ。。ん、しかし、泣くほど悔しかったんだ。部長が言ったように、田口なりに一生懸命契約を取ろうとしてたのかぁ。

 

なんか、こっちまで泣けてくるよ。田口のヤツ、案外いいヤツなのかもしれない。そうだ、メモだ。「田口課長、真面目で一生懸命な姿勢で仕事している、実はいいヤツかもしれない。」

 

あ、吉川部長、1人で常務室に行った。。どうなるんだろう?

 

 

その現実をどう受け止めるかが大切

 

コン コン
「入りたまえ。」

 

吉川部長
「失礼します。」

「風間常務、お忙しいところ、お時間を頂きまして、すみません。」

 

風間常務
「いいよ、楽にしたまえ。」

「話は聞いてるよ。で、君はどう考えてる?」


吉川部長

「田口課長については、いささか過ぎた感はありますが、彼なりの信念を貫いた結果ですので、致し方ないと考えております。すべては、彼の考えを承認した私の責任です。この責任につきましては、これを持って変えさせて頂ければと思っております。」

 


風間常務

「おいおい、こんなものは仕舞いなさい。私は、君がなぜ承認したかを聞いているのだ。」

 


吉川部長

「はい。私は、田口課長を信頼しております。彼が本気でこの仕事に取り組んでいたことは、そばにいる私が1番理解しているつもりです。その私が結果を気にして、彼の行動に口を挟むべきではないと判断し、承認しました。」

 

風間常務
「そうか、わかった。いいじゃないか。良い人間関係が出来ておる。営業部に関しては安泰だな。期待してるよ、吉川部長。経費に関しては、私から社長に話す、なに、心配要らない。」

 

「それより、君や田口くんが一生懸命取り組んだのに、なぜ、今回の件はうまく行かなかったと考えているかね?」

 


吉川部長

「はい、私の詰が甘かったことと、先方にトラブルがあったようで、そのあたりが原因だと考えており、深く反省しております。」

 

風間常務
「なるほど。しかし、その考えはどうかな。」

「今回の件、契約が流れた。これは、今、我社にとっては痛手に見えるかもしれないが、それは、目の前の結果に振り回されてると思わんかね?」

 

吉川部長
「常務、おっしゃってる意味が、わかりかねます。」

 

風間常務
「うん、言い換えよう。今は、この件、痛手に見えるかもしれないが、この件があったからこそ、次の大きな契約が取れるんだ。起きた結果は仕方あるまい。それより、その現実をどう受け止めるかが大切なんだ。反省するのは結構だが、ネガティブな反省はネガティブな次の結果しか生み出さない。それより、これが、次の大きな取引の引き金になると考えるんだ。」

 

吉川部長
「はい、理解できました。この件があったから、次の大きな取引に巡り合える。そう考えると、新たなアイデアも出てきました。素晴らしい考え方を教えて頂き、ありがとうございます。早速、部のみんなに伝えたいと思います。」

 

風間常務
「よし、その意気だ。よろしく頼むよ。」

あ、部長が帰ってきた。緊急会議らしい。え、まさか部長が責任を取って。。

とにかく会議室に行かなきゃ。

 

吉川部長
「そういう訳で、今回の件は常務の取り計らいで、事なきを得た。」

「常務から大切なお話を聞いたので、みんなに伝えたく、集まってもらったんだ。」

「今回の件、今は痛手に見えるが、次の大きな取引を契約するための布石だったんだ。この件があったから、次の大きな取引が成立するんだ。この気持ちを持って、仕事に取り組んでもらいたい。以上だ。」

 

おいおい、田口のヤツ、また泣いてるよ。あ、でも笑ってる。気持ち悪い。

それにしても、良い考え方だなぁ。常務も懐が深いよぉ。

 

そして部長の舵取り、うまいなー。みんな一丸となって頑張ろうって思ってるもん。あの田口も泣き笑いで前向きだし。

 

おっと、メモメモ。「今が悪く見えても、実は良い事の布石だ!!」っと。この考え方、何かに似てるなぁ。。あ、物事の良い面をみる、だ。んー、いや、陽気な洗濯屋さんかな?ま、どっちにしても、良い気分になっていくのは同じだな。

 

引き寄せの法則は、会社の仕事にも生かせると言う訳か。そりゃそうだよな、仕事も人間がやってるんだもの。とにかく、良い勉強になった。

 

なんだか、あたしも前向きになってきたよ。ありさの件も許せる気がする。やっぱり前向きな気持ちって良いなぁ。心晴れ晴れだ!

 

なんだか、この会社に入ってよかったって思えるし、営業部に入れて良かった、ありがたいなぁ。お、これ、感謝の気持ちだ。生まれて初めて会社に感謝したくなったよぉ。

 

あ、メモだ。「常務の前向きな考えが素敵だ。部長は頼れるしカッコイイ。田口も案外いいヤツ。ついでに、ありさもバカだけど可愛い後輩だ。でもバカだ。」っと。

 

復帰、第1日目にしては上出来だ。明日からも、頑張るぞー、間違えた、楽しむぞー!!

 

えり
「聡美、飲みに行かない?」

 

聡美
「よし、飲もう!!」

 

 

自分が考えている事が未来を創っている

 

ガシャーン!!


「カンパーイ!!」

 

 

えり
「くー!!仕事終わりのビールは美味い!!」

 

聡美
「うん、たまらんね~」

 

えり
「ところで、今日の部長、かっこよかったー。」

 

聡美
「そうね、そのままでカッコイイのに、あのリーダーシップ。素敵すぎ!」

 

えり
「それに引き換え、田口のヤツ、大の大人が泣くなっつーの。見てられねえよ。」

 

聡美
「ま、人前をはばからず泣くって事は、それだけ真剣に取り組んでたのかもね。」

 

えり
「えっ?聡美どうした?田口の肩もつの?あれだけ田口の悪口言ってたのに。」

「ちょっと最近変なとこ多くね?」

 

聡美
「そうかな?ま、そうよね。」

 

えり
「そうよ、私なんか足元に及ばないほど、田口を嫌ってじゃない。なんかあったの?」

 

聡美
「うん。学生時代の友達に、引き寄せの法則って考え方を教えてもらったの。それが、結構面白くて、ここんとこ毎日実践しているの。なかなかうまくいかないけど、楽しいよ。」

 

えり
「その何とかの法則と、田口と何か関係あるの?」

 

聡美
「うん。いろんな教えがあるんだけど、1番大切なのが、いつも良い気分でいる、ってのがあるの。良い気分でいるには、私にとって、田口課長が1番のネックだったのよ。田口課長の悪いところばっかり見てても、良い気分になれないじゃん。だから、良い面を探してたのよ。」

 

えり
「はっ?聡美、大丈夫?それって、宗教よ。洗脳って言うのよ、テレビで見たよ。やばいじゃん。」

 

聡美
「あたしも最初はそう思ったよ。壺とか売られんじゃないかって(笑)。でもそういうんじゃないって、分かったんだ。」

 

えり
「うーん。怪しいな。世の中そんなに甘くないって。結局、最後には聡美の貯金がなくなってるよ、ぜったい!!気をつけたほうがいいよ。」

 

聡美
「そうね。あたしがえりの立場だったら、同じこと言ってると思う。ありがとう。」

 

えり
「聡美が騙されないなら、私はそれでいいのよ。でも、良い気分でいるって、なんか聡美に似合わないねぇ、年中文句ばっかり言ってた女なのに。ガハハ!!」

「お、料理が来たよ~、美味そう~、食べようよ!!」

 


聡美
「もー、えりったら。」

「でも、そうね、あたし、毎日不満ばっかり言ってたね。だから、不満ばっかり言う毎日だったんだ。今、ハッキリと分かったわ。」

 

えり
「ん?なんか小難しい事言うねぇ。どう言うこと?」

 

聡美
「えっと、自分が考えている事が、未来を創っているのよ。つまり、以前のあたしは、不満ばかりを考えてたから、不満の人生を引き寄せてた、ってことよ。」

 

えり
「自分の考えが未来を創る?何言ってんの?やっぱり宗教だわ。危険だ、逃げろ聡美!!」

 

聡美
「わかるよ、えり。あたしも半信半疑だったの。でも、よく考えたら、最近、毎日が楽しくなってきたのよ。うまくいかない時は落ち込んじゃうけど。ちょっとづつ前に進んでるのが分かってきたのよ。」

 

えり
「楽しくなるのは結構なことね。その、考えが未来をってところは、わからんが。」

 

聡美
「わからなくて当然よ。ただ、あたしが、引き寄せを自分の人生に取り入れるって選択しただけの事よ。えりは、えりの人生を選択すれば良いの。」

 

えり
「選択か。意識したこともないけど。」

 

聡美
「とにかく、田口課長への考えが変わったのは、こう言う事だったのよ。これからも、以前のあたしとは正反対の事を言うかも知れないけど、これが理由だから、気にしないでね。」

 

えり
「聡美とは長い付き合いだから、気にしないって事は出来ないけど、話は分かった。ま、せいぜい頑張りなよ。」

「ところで、聡美、それ、何の為にやってるの?」

 

聡美
「あ、言わなかったっけ?肝心なことよね。ごめん。」

「幸せになるためよ。」

 

えり
「はっ?うっしゃしゃしゃしゃ!!笑いが止まらんわ!!」

「やっぱり、即、入院ね!ガハハハ!」

 

聡美
「もー。いいのよ笑われても。あたし自身が楽しいから平気よ。」

 

えり
「ごめん、ごめん。でも、何かを始めるのは良い事ね。頑張って。」

 

聡美
「ありがとう。楽しむね。」

 

えり
「よし、飲むぞ~」

 


カチャ、バターン

ただいまー。あー、よく飲んだ。美味しかったなぁ。

 

えりに、引き寄せのことを話したけど、やっぱり人に話すと気が付くことがあるなぁ。自分自身の復習にもなるし。これがアウトプットってやつね。

 

引き寄せの法則、えりにも実践して欲しいけど。以前のあたしだったら、あたしの考えをえりに分かってもらおうとしたけど、今日はしなかった。だって、鏡は変わらないしね。

 

あたしが変わっていけば、いつかは、えりも興味がでてくるかも。自分の考えを押し付けないって、なんだか気分がいいわ。

 

それに、田口課長に対しても、見方が変わってきたと思う。これが、良い面を見るって事ね。もしかしたら、田口課長との現実も変わってくるかも。バカありさは無理だけど。

 

なんだかワクワクしてきたぞ。

 

明日も楽しもう、あたし!

 

 

お金の掛からない最高のプレゼントとは?

 

ガシャ ウィーン ガシャ ウィーン

 

 

聡美
「フン フン フン♪コピーも快調♪楽しいな♪」

 

ありさ
「センパーイ、コピーとりながら笑ってますよー。大丈夫ですかー?」

 

聡美
「あ、笑ってた?なんでもないの、大丈夫よ。」

 

ありさ
「だったらいーんですけど。気持ち悪いんで、気をつけて下さいねー。」

 

んー。コイツだけは、良い面を見る気になれん。まだまだ修行が足りんのー、あたしゃ。ま、今までなら、給湯室直行だっだけど、今は無視できる。少しは成長してる。気長にコツコツやっていこう。

 

さ、陽気な洗濯屋さんになるには、どうする聡美?

 

えっと、このコピーを課長に渡すとき、コミュニケーションとってみよう、って選択をする!

 

よし、やってみようー!

 

聡美
「課長、コピー終わりました。」


田口課長

「お、サンキュー。」

 

聡美
「次の大きな契約、楽しみですね。」


田口課長

「なに?嫌味か?」

 

聡美
「いえ、そんなつもりじゃ。常務の言葉に感動して、本当にワクワクして言ったんです。」


田口課長

「そうか。俺も常務と部長に救われたよ。そうだな、小林の言う通りだ。頑張るよ。」

 

聡美
「はい、頑張ってください。」

 

え?なにコレ?良い関係の上司と部下の会話的な。。スゴイ!課長とこんな会話したの入社以来初めて!キャー!やったー!

 

課長って、意外と良いヤツじゃん。やっぱり良い面を見ようとしたからかな?あ、陽気な洗濯屋さんのお陰か?どちらにしても、良い気分だわ!

 

あ、メモメモ。「課長は良いヤツ。思い切って話しかけたら、ちゃんと答えてくれた。気分良し!」

 

あー、桃子とおばさんに感謝ね。あ、素直に感謝してる、あたし。エライ!

 

えり
「また物忘れメモ?なんかブツブツ言ってるし。」

 

聡美
「ハッピーメモよ。ねえ、さっきさ、課長と普通の会話をしたよ。凄くないあたし。」

 

えり
「マジ?聡美、アイツとまともに話すの初めてじゃない?」

 

聡美
「うん。超~感動よ。」

 

えり
「雨でも降るんじゃない?くわばら、くわばら。」

 

なんと言われても、あたしは良い気分。なんだかウキウキしちゃうよ。こんな気持ち何年ぶりかしら。そうだ、今日、おばさん見てないけど、いい天気だからランチは屋上に行ってみよう。おばさんいるかもね。

 

 

聡美
「おばさん、やっぱり居た!!」

 

おばさん
「おや、小林さん。こっちへいらっしゃいよ。なんだか嬉しそうな顔だね。」

 

聡美
「はい、そうなんです。あたし、田口課長と入社以来初めて、普通の会話が出来たんです。」

 

おばさん
「あらそうなの。すごいじゃない。何があったの?」

 

聡美
「おばさんが教えてくれた、田口課長への小さいけど良い種が育ったんだと思います。ありがとうございます。」

 

おばさん
「よかったわね。その調子でたくさん良い種を蒔きなさいね。」

「今日の小林さん、いい笑顔よ。」

 

聡美
「え?笑顔?いやだ、おばさん。そんなの言われたら照れるじゃないですか~。」

 

おばさん
「昔の偉いお坊さんがね、無財の七施って教えを説いたの。思いやりの心の事なんだけど。その中で、眼施と和顔施と言うのがあるの。それはね、暖かい眼差しと、優しい笑顔で人と接することが、相手への大きなプレゼントになるってことなの。これ、お金の掛からない最高のプレゼントなのよ。」

 

聡美
「なるほど。やさしい眼差しと笑顔か~。意識したことないや。」

 

おばさん
「私はさっき、小林さんから笑顔のプレゼントをもらって嬉しかったよ。良い種まきと共に意識してみたら、種の成長がグンと早くなるよ。」

 

聡美
「おー、成長促進剤みたいなもんですね。タダだし、やるしかないですね。(笑)」

 

おばさん
「そうよ。小林さん、よく覚えておいてね。この世はね、出したものは必ず戻ってくるようになっているの。だったら、もらって嬉しい物を出しましょうね、笑顔とか感謝とか。」

 

聡美
「そうか、そういうことだったんですね。おばさん、感動です!ありがとうございます。」

「あたしなんて、いつも出し惜しみしてました(笑)。」

 

おばさん
「ほら、小林さん、いい笑顔よ。」

 

出したものは必ず戻ってくる

 

ヒューーー

 

聡美
「あー、いい風!」

「屋上からの眺めって大好き!」

 

おばさん
「いい気分ねー。あーしあわせ。生きてることに感謝だね。」

 

聡美
「さすが、おばさん。良い気分、気持ちに合った良い言葉、そして感謝。幸せ3段階活用、生きる引き寄せの法則、発見!」

 

おばさん
「なにブツブツ言っているの?さ、仕事に戻ろうかしら。小林さんのお陰で素敵な昼休みだったよ、ありがとう。」

 

聡美
「え、それはあたしのセリフです。おばさん、本当にありがとう。」

「あ、おばさん、最後に1つ聞いていいですか?」

 

おばさん
「なあに?」

 

聡美
「おばさんの夢ってなんですか?」

 

おばさん
「ニルヴァーナよ。」

 

 

聡美
「えっ??ビックリ!!」

「夢がニルヴァーナって。おばさん、ロック好きなんですか?ニルヴァーナはもう見れませんけど。」

 

おばさん
「小林さんが何言ってるか、わからないわ。あ、そろそろ時間よ、行きましょう。」

 

な、なんなんだ???

 

幸せの達人で私の心の師匠だけど、夢はニルヴァーナ??

 

ムリムリムリ!!もう、あたしの脳ミソの範疇を超越してるわ。こんな時は、もう1人の師匠、桃子様に聞いてみよう。それに、第3ステージの進行具合も報告したいし。メールしよう。

 

【桃子。元気?質問と報告もあるので、今日とか会えるかな?いつもありがとう。】

 

ブー)

相変わらず、早い!

 

【聡美、連絡ありがとう。じゃ、今晩、いつものカフェで。】

 

いつもあたしに合わしてもらって、ありがたいよ桃子。心の師よ!

さ、仕事、仕事。

 

午後5時。

 

今日は、珍しく気分よく過ごせたな。毎日こんなだと、いいなぁ。さ、桃子先生に会いに行こう!!

 

聡美
「待った~?いつも、急でゴメンね。」

 

桃子
「いいのよ、久しぶりね。元気そうで良かった。」

 

聡美
「うん、今日は特に気分がいいの。ぜんぶ桃子のお陰よ、ホントありがとう。」

 

桃子
「何言ってんのよ、聡美の練習の成果が出てきたのよ。引き寄せって始めてから、早い人で2週間ぐらいで何らかの結果が出るみたい。遅い人でも2ヶ月ぐらいって。聡美は早い方だと思うわ。センスがいいのね。」

 

聡美
「桃子ったら~、人を誉めるのが上手なのね。あ、それって、人を良い気分にしてるってことね。それもテクニックなの?」

 

桃子
「誉めるのが上手?そうかしら?意識してないけど。これは引き寄せのテクニックとかじゃないよ。でも、出来事や人の良い面を見る意識してるし、良い考えは良い言葉で素直に伝えるようにしてるから、それが誉めてるように感じたのかもね。」

 

聡美
「なるほどね。良い面を見る、良い言葉は、あたしも実践中だもの。達人になると自然と身に付くのね。さすが師匠。」

 

桃子
「なにが師匠よ(笑)。相変わらず面白いね。さ、とりあえずカンパーイ!」

 

聡美
「うん、カンパーイ!」

桃子
「さ、質問と報告ね。まずは、質問から聞こうかな?」

 

聡美
「うん。今日、おばさんとランチしたの。それで、素晴らしい話を聞いたの、それは後で話すね。で、あたし前から気になってた、おばさんの夢は何ですかって聞いたのよ。」

「そしたらね、ニルヴァーナだって。もう、あたし、訳分かんなくなって。おばさんは時間だから仕事に戻っちゃうし。おばさん、ロックを聴くよな感じでもないし、でもはっきり、ニルヴァーナって言ったし。気になって仕方なくて、桃子なら分かると思ってさ。」

 

桃子
「ニルヴァーナね。なるほど。」

 

聡美
「え、なに?なに1人で納得してるの?ちょっと、桃子、早く教えてよ。」

 

桃子
「聡美、おばさんが言った、ニルヴァーナって、バンドの名前じゃないよ。」

 

聡美
「カート・コバーンじゃないの?それ以外考えられないよ。大好きだったし。」

 

桃子
「ま、普通そうね。でもニルヴァーナは、仏教用語で涅槃のことよ。涅槃(ねはん)とは、簡単に言うと、仏教の理想とする、悟りを得た境地のことになると思うわ。」

 

聡美
「へー、そうなんだ。悟りの境地。。難しいなぁ。あ、天国みたいな感じ?」

 

桃子
「私も、仏教は詳しくないから分からないけど、ニュアンスはそんな感じだと思う。」

 

聡美
「そうか、夢は天国か。。ま、天国もよく分からないけど。たぶん夢にするくらいだから、相当良い所みたいね、その涅槃って。あたしも行ってみたいなぁ。」

 

桃子
「でも、そのおばさん、素晴らしい方。聡美ってラッキーね。」

 

聡美
「そうなの、今日もね、『この世はね、出したものは必ず戻ってくるようになっているの。だったら、もらって嬉しい物を出しましょうね、笑顔とか感謝とか。』って、教えてくれたの。」

 

桃子
「すばらしい考えね。聡美、今度、おばさん紹介してね。3人でゴハンでも食べましょうよ。」

 

聡美
「うん、それ、良いね。あたし、師匠に囲まれて幸せだわ♪」

 

桃子
「なによそれ。でも楽しみ。じゃ、そろそろ報告ね。」

 

聡美
「はーい、師匠!!(笑)」

 

 

自分にないモノは、引き寄せられない。

 

コト。

お待たせしました、ロコモコです。

 

 


聡美
「キター!!大好きロコモコ!!あたし幸せ~。いただきま~す。」

 

桃子
「聡美、幸せそうね。最初にプチ同窓会したときよりも輝いて見えるよ。そんな聡美を見てるだけで、私も幸せよ。」

 

聡美
「そう?輝いてる?そんなの今まで言われたことないよ、嬉しいな♪ありがとう、桃子。」

「そう考えると、引き寄せってすごいよね。たった2週間ぐらいで、人生が変化していくんだよ。今も2人で幸せって言い合ってる。あたしの人生になかったね、この場面。」

 

桃子
「確かにそうね。聡美は随分変わったわ。さて、今日はどれぐらい変わったかを教えてもらえるのよね?」

 

聡美
「あ、そうそう、報告ね。まず、今日1日、ずっと良い気分だったの。それに、初めて課長と普通の会話が出来たのよ。バカありさのバカ発言にもキレないで、聞き流せたわ。ぜんぶ桃子のお陰よ、ありがとう。」

 

桃子
「すごいじゃない!よくやったね!実は今日、最初に聡美の顔を見た瞬間に、あ、第3ステージクリアーしたって、すぐ分かったよ。良い顔してたもの。これで、引き寄せの法則、基本編は終了ね。おめでとう。」

 

聡美
「やったー!!第3ステージクリアーだー!これで、引き寄せの法則の基本は身に付いたのかな?実感ないけど。」

 

桃子
「うん。基本はバッチリよ。ただ、人間はすぐ忘れるからね。ハッピーメモを見返しながら、反復練習してね。」

 

聡美
「私は誰よりも忘れっぽい。自覚がある。練習あるのみね。あと、ハッピーメモを見返すこと。」

 

桃子
「でも安心して。人間って、1度身につけたものは、忘れても思い出せるから大丈夫よ。」

 

聡美
「桃子って良いこと言うね~!お、メモメモ。」

 

桃子
「それでは、第4ステージね。ここからは、引き寄せの法則、応用編よ。」

 

聡美
「おー、応用編。なんだか胸が高鳴ってくる。ワクワクするなぁー」

 

桃子
「いいね、その高揚感(笑)。さ、はじめるよ。」

 

聡美
「オス!師匠、お願いします!」

 

桃子
「ここからは、具体的な願望の達成方法を伝えていくね。」

「本来は、基本編で学んだ考え方を実践していれば、それだけでも現実は良くなって行くから、十分なんだけど。」

 

聡美
「そうねー。でも、やっぱり引き寄せって言葉を聞くと、大金とか王子様とか、自分の願望を引き寄せたいって、欲が出てくるねー。」

 

桃子
「うん、わかる。本来の引き寄せの法則の目的とは外れるんだけど、もちろん願望は引き寄せることが可能なの。では、その秘訣を伝えるね。」

「ポイントその① 自分にないモノは、引き寄せられない。」

 

聡美
「え?んー。。あたしの脳ミソでは解明不能でーす。」

 

桃子
「うん、確かに矛盾してるよね。願望と言う、自分にないモノを引き寄せたいのに、自分にないモノは、引き寄せられないって、おかしな話よね。」

 

聡美
「良かった。あたしの脳ミソ、突然消えちゃったのかと思ったよ(笑)。」

 

桃子
「例えば、お金が欲しいとするわね。ただ単に、お金が欲しいって願っても、お金が欲しい状況が叶うだけってのは、習ったね。じゃあどうすのか。今の現状で、お金を1円も持ってない人はいないよね。誰しもある程度は持っている。その持っている状況をしっかり認識するのよ。」

 

聡美
「確かに、こんなあたしでも、ギリギリで生活するぐらいのお金は持ってるよ。」

 

桃子
「その持っているお金に焦点を当てるの。で、ギリギリの生活が出来るお金、じゃなくて、このお金を持ってるから、ゴハンも食べれる、家にも住める、お風呂も入れるって思うと、ありがたいよね?私は、ありがたいお金を持ってるなぁ、質素かも知れないけど、十分生きていける生活が出来て幸せだなぁって考えるの。」

 

聡美
「なるほど。そういえばそうね。贅沢は出来ないけど、普通に生活は出来るお金は持ってるよ。そして、ありがたいっちゃ、ありがたいね、少ないけど。」

 

桃子
「そう、願望をナイから欲しいと考えないで、今、アル、から考えて欲しいのよ。現状の小さい幸せをみつけるの。そして、今、アルからありがたいなぁ。でも、もっとたくさんアルと、もっと幸せだろうなぁ、って考えるのよ。」

 

聡美
「ほ、ほーん。なんとなく分かってきたぞ。だが、あたしは、あたしを騙せないよ。だって、実際は無いんだもの。自分のウソは丸見えだ。」

 

桃子
「確かにね。自分が納得できないのに、引き寄せたいからって、自分にウソついてもダメね。でも、生活できる、ありがたいお金があるのは事実じゃない?そこを自分自身が本当に、ありがたいお金があるなぁ、って考えるのはウソじゃないよね。小さい幸せを幸せと本心から思えるかどうかがポイントね。」

 

聡美
「むむー。小さい幸せを本心から幸せだと思えるかどうか。。ちょっと実際に自分の欲しい物と自分の現状を照らし合わせてみて、小さい幸せを見つけられるかどうかをやってみるね。」

「お金は、どうしても無いって思っちゃうから、他に。。」

「あ、欲しいバッグがあったわ。それで考えてみよう。今の現状は、このバッグか。でも、まだ壊れてないし、気に入って買ったものね。随分使い込んだけど、まだまだ使えるわね。ま、今も嫌いじゃないし、便利だから重宝してる。確かにこのバッグがあることは、ありがたいね。これを持ってるあたしは、幸せっちゃ、幸せね。うん、幸せかも。でも、あのバッグが手に入ったら、もっと幸せになれるね~。あ、できた。」

 

桃子
「なんとか分かってもらえたみたいね。」

 

 

第3ステージのおさらい

 

言霊 良い言葉を使う!

聡美が口癖で、思ってもいない言葉を使った。すると桃子が、『口癖って習慣と同じで、なかなか直らないけど、言葉は大事だからね。言霊とも言うし。自分の気分や気持ちを常に意識して、素直に言葉にしていく練習も大切ね。』っと。これも、常に意識したいです。

 

選択 好きやワクワクを選ぶ!(陽気な洗濯屋さん)

桃子が、『毎日の生活の中で、今、選べる、1番好きなコトやモノを選択しようって事なの。とても些細なことからでOKよ。例えば、ランチ。おにぎりかサンドイッチかを今、1番好き!と言う気持ちで選ぶの。人生は小さな選択が積み重なってるの。大切に選んで、気分の良い人生にしようってコト。』それを受けて、聡美が、『楽しいコトを選択するんだね。あ、ネーミング考えた。陽気な洗濯屋さんってどう?』はい、採用です(笑)。

小さな選択がうまく出来てきたら、自分がやりたければ、やる。自分がやりたくないなら、やらない。で、選べるようになってくる。やりたいコトって、楽しいことやワクワクするコトだから、どんどん楽しい人生を自分で創っていくことが出来るので、実践あるのみです。

 

記録 良いコトはメモる!(ハッピーメモ)

これは、そのままです。書くこと、記録する事は大切です。後で読み返せば、かけがえのない自分だけの教科書になるでしょう。

 

心 感謝する!

良い気分でいる事と、感謝の気持ちは、人間が発する波動の中で、最大のエネルギーが放出されると言われています。感謝の気持ちが、次の感謝したくなる出来事を連れてきます。私達の生活を見渡しても感謝することで溢れています。感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。

 

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聡美と桃子の引き寄せ物語
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課長の責任をとる部長とその上を行く常務の行動」への1件のフィードバック

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