「心の学校」はこのようにして生まれた。


高田本部長が室井部長に恋をした?

 

 

101回目のプロポーズ

 

室井部長

「高田さんの経営手腕の賜物ですね。ウチもあやかりたいです。」

「でも、ウチは、最初に頂いた数字でしか契約しませんので。笑」


高田社長

「おやおや何だか変な気分だな。笑」

「室井さんにそこまで言われたら、了解するしかないなぁ。笑」

室井部長

「ありがとうございます。」


高田社長

「ただ僕にも考えはある。また今度あった時にでもお話します。」

「では、これで契約完了。本格的にプロジェクトをスタートしましょう。」

室井部長

「はい、楽しみです。」

室井部長の想いは高田社長に伝わった。元通りの利益配分でプロジェクトはスタートした。高田社長には考えがあるみたいだが。

契約完了を受けて、心の変革原案をまとめる作業にも拍車が掛かってきた。プロジェクトチームでは、朝から張り切る聡美の声が響いた。

聡美

「おはようございます!!」

「昨日、部長、健太と3人で高田社長に面会してきました。」

「契約は無事完了。これで晴れて新事業誕生です。みなさん、はりきって楽しみましょう!」

アリサ

「大の大人が何はりきっちゃってるの?バカみたい。」

エリ

「あんたさぁ、上司に向かって何言ってんの?嫌だったら辞めなよ!怒」

アリサ

「だって、リーダーが幸せにしてくれるって言うから居るんです。給料も欲しいし。」

エリ

「だったら文句言わないで黙ってなさい!」

聡美

「いいのよ、エリ。あたし達もアリサみたいに文句言いまくって来たじゃない。笑」

エリ

「そうだけどさぁ。」

健太

「へえ~、リーダーが文句言いまくってたんや?」

聡美

「そうよ。笑」

「アリサなんかよりもっと凄かったね。笑」

健太

「意外やなぁ。オレには立派なリーダーにしか思われへん。人はそんなに変るんや?」

聡美

「うん、1番ビックしてるのが、あたしだけどね。笑」

エリ

「確かに。そばで見てても凄い変化ね。」

聡美

「あたしさ、あたしの様に変化して、人生がどれだけ素晴らしものかを沢山の人に実感してもらいたいの。」

「あたしもまだまだだけど、本当に毎日が楽しくて充実してる。」

「1人でも多くの人に、この気持ちを味わってもらいたいの。だから、部長の心の変革をわかりやすくまとめて、高田社長に広めてもらいたいの。一刻も早くね。」

エリ

「だね。私も早く心の変革の全貌を知りたい。で、聡美みたいに私も変って、それを人に伝えていく。」

「お、よく考えたら凄くヤリガイあって楽しいことだ。マジやばいじゃん。」

聡美

「マジやばいよ、この楽しさ。笑」

「アリサもそのうち分かってくるから、心配しないで。」

アリサ

「なんかキモイし、心配とかしてないし。ただ給料もらえればいいんです、私。」

エリ

「オメー、表に出ろ!怒」

聡美

「エリ、他人は変えられない。自分が変らないと現実は変らないよ。」

エリ

「そうだった。。切り替えよう。」

健太

「最近の日本人は、女の人のほうが強そう。笑」

聡美

「健太、女を分かってないねぇ~」

「昔からよ。笑」

健太

「おとなしくしとこ。笑」

聡美

「とにかく、あたし達のやることは大変重要よ。なんたってビッグプロジェクトの原案作成なんだから。楽しもうね。」

そして翌朝。いつもの朝食会が始まった。緊張の面持ちの聡美。プロジェクトが本格スタートして最初の業務進行報告があるからだ。

室井部長

「おはよう。」

「じゃ、本格スタートしたプロジェクトチーム、リーダーから進行報告してもらおうかな。」

聡美

「はい。えっと、プロジェクトの原案、部長の話された、心の変革を今まとめています。毎回の朝食会を録音したテープを文字に起こし、それを項目ごとに仕分けしている最中です。」

室井部長

「テープ起こしは大切よ。ニュアンスを取り違えない様に、リーダーがしっかり構成してね。」

聡美

「はい。」

「よかった、ちゃんと報告できた。」

室井部長

「リーダー、良い報告だったわ。」

聡美

「やったー!誉められた。ありがとうございます。」

室井部長

「健太、昨日、打ち合わせの後、高田さんと呑みにいったんでしょ?」


健太

「え?あ、はい。行きました。」

室井部長

「健太、どうしたの?へんよ?なにかあった?」

健太

「え?そうですか?なんもないでっせ。おっちゃんとゴルフの話ばっかりやったわぁ。」

室井部長

「そう、それならいいけど。」

「布施さん、どう?慣れた?」

エリ

「はい。でも、心の変革の全貌が見えてないので、早く知りたい気持ちで一杯です。」

室井部長

「そうだ。リーダー、まとめの作業をいったん止めて、あのテープを布施さんと、えっと、、」

聡美

「観月さんです。」

室井部長

「あそうそう、観月さん。とにかく今日からあのテープを全員で聴いて。わかりにくいところはリーダーが解説しながらね。」

聡美

「はい。えっと、作業が遅れても大丈夫ですか?」

室井部長

「そうした方が、最終的に作業が早く終わるから。」

「私の勘だと、たぶん観月さんもココに来ると思うよ。笑」

聡美

「凄い、作業が早く終わって、アリサも朝食会に来る。」

「一石二鳥だ。笑」

室井部長

「ねえ健太?さっきから時計ばかり見て、何ソワソワしてるの?」

健太

「え?なんも見てないでー、別に。」

室井部長

「ウソが下手ね。笑」

健太

「あ、おっちゃんから電話や。出ますね。」

・・・・・電話中・・・・・

「部長、おっちゃんが下まで来てるみたいです。契約書に不備があったとか。」

室井部長

「じゃ、下まで行きましょう。」


健太

「じゃ、オレも。あ、みんなで行こう!」

全員でエレベータに乗り、高田社長の待つロビーに急いだ。

ロビーに到着するとスーツを着込んだ高田社長が立っていた。室井部長がゆっくりと歩み寄った。他の者も近寄ろうとすると、健太がみんなを制した。

室井部長

「高田さん、わざわざお越しくださって、ありがとうございます。言ってくれれば私が伺ったのに。」


高田社長

「僕の方こそ突然すみません。」

「あなたにお話があって。」

高田社長は、スーツの後ろに回していた腕をゆっくりと動かした。

 

心底惚れちゃったんだ。

 

室井部長

「高田さん、わざわざお越しくださって、ありがとうございます。言ってくれれば私が伺ったのに。」


高田社長

「僕の方こそ突然すみません。」

「あなたにお話があって。」



高田社長

「これ、受け取ってもらえますか?」

室井部長

「え?契約書の不備じゃ。。」


高田社長

「アレは仕込みです。健太に手伝ってもらいました。笑」

「このお花、受け取ってください。」

室井部長

「え、でも、コレって。。」


高田社長

「あ、僕と結婚して下さい、では無いですよ。笑」

「本音はそれでもいいのですが。笑」

室井部長

「どう言うことですか?笑」


高田社長

「実は折り入ってお話がありまして。。」

大事な話があるとの事で、とりあえず応接室に案内した。高田社長の申し出で、プロジェクトチーム全員が応接室に集まった。

室井部長

「高田社長、お話って?」

高田社長

「はい、その前にこのお花、受け取ってください。Marry me!じゃないですから。笑」

室井部長

「ありがとうございます。」

高田社長

「みなさんにも集まってもらって、申し訳ないです。今日の話は是非みなさんにも聞いていただきたいのです。」

「ご存知の通り、室井さんは僕の新たに提案した利益配分を、元に戻さないと契約しないとおっしゃった。笑」

「僕は完全に室井さんにやられちゃってね。笑」

「言い換えれば心底惚れちゃったんだ。笑」

室井部長

「いやだ、高田さん、みんなの前で。笑」

高田社長

「いや、本当です。僕に嫁がいなければ、本気でプロポーズしてましたよ。笑」

「でも、健太を通じて室井さんに出会えた。僕は室井さんに出会えた事を神さまに感謝しているんだ。」

「そして、僕にとってプロポーズ以上の事を今から伝えたいと思います。」

室井部長

「あらなにかしら?笑」


高田社長

「僕の人生のパートナーになってください。」

室井部長

「えっ?奥さんと別れてくださるんですか?笑」

高田社長

「室井さん、ちゃかさないで下さい。笑」

「言い換えれば、心のパートナーになって欲しいんです。」

「僕は本気です。」

「僕には夢があります。それを一緒に叶えて貰えませんか?」

室井部長

「どんな夢ですか?」


高田社長

「僕の夢は、世の中の1人でも多くの人に幸せになって欲しいんだ。でも、どうしたら良いのか分からなかった。」

「でも答えは見つかりました。それが、心の変革プロジェクトです。」

室井部長

「心の変革プロジェクトは、私の本心から来る望みです。」

「そして、今、高田社長の仰った夢は、私も同じです。」


高田社長

「そうですか!嬉しいな!」

室井部長

「でも、心のパートナーって、どう言うことなんですか?」

高田社長

「今回の共同開発で、プロジェクトは成功すると確信しています。そして、これを全国に広めることで、僕の夢は少しづつ現実に近づくでしょう。なので、僕はとても満足していました。そして、共同開発の利益は、その発案者である室井さんがいる御社に全額納めて頂きたかったのです。」

「しかし、室井さんはそれを受け取らなかった。もちろん、常識ではプロマネが算出した数字が妥当だと思いますが、僕の気持ちが収まらない。」

室井部長

「私もプロジェクトは成功すると確信しています。そして、発案だけでウチは、その利益の5%も入って来る。モノもヒトもいらず何のリスクもなく半永久的に。それだけで、ウチの会社の株価は倍になるでしょうね。共同開発の相手が高田社長の会社だし。笑」

高田社長

「そうなるでしょうね。」

「ただ、僕の会社は十分潤っている。だったら、プロジェクトの莫大な利益をもっと世の中に還元していきたい。」

「そこで、閃いたのが、心の学校なんです。」

室井部長

「学校?」


高田社長

「そうです。プロジェクトは、全国のサラリーマン中心に学んでもらえる。ただ、それ以外の人生をどう生きるか悩んでいる人達に門戸を開きたいんです。」

「学校では決して教えてくれない、人生を生きるに当たって、本当に知っておかなければならない知識。それが、心の変革プロジェクトだと確信したんです。」

「その心の学校、初代校長を室井さんにお願いしたいんです。」

室井部長

「そのプロポーズお受けいたします。」

聡美

「え?即答!部長!マジですか?」

室井部長

「もちろんマジよ!笑」

「私の直感がピピって来たわ!」

高田社長

「さすが室井さん、即答だ!」

「僕の気持ちに答えてもらえて、本当に嬉しいです。」

室井部長

「高田さん、ただ私も会社員ですので、そのあたりの筋は通したいと思いますので、少し時間を下さい。」

高田社長

「もちろん私から社長さんに、改めてご挨拶に伺います。」

室井部長

「なんだか両親への挨拶みたいですね。笑」

高田社長

「それ以上に緊張するなぁ。笑」

室井部長

「あと、1つだけ条件があります。」

高田社長

「なんでも言ってください。」

室井部長

「やるからには私のやり方で徹底的にやりたいんです。すべて私に任せてくださいますか?」

高田社長

「もちろんです。校長なんですから、全権を室井さんにお渡しします。僕は一切口を出しません。出すのはお金だけです。笑」

室井部長

「私の望みはそれだけです。」

高田社長

「了解です。」

「じゃ、今日のところはここで。みなさん、お邪魔いたしました。」

健太

「あ、オレ、送っていきますわぁ。」

泣きっ面にハチ

 

高田社長のオファーを即答で答えた室井部長。心の学校、初代校長の誕生となった。

何が何だかわからないまま、翌朝の朝食会に出席した聡美であった。

「役員専用食堂」の画像検索結果

室井部長

「おはよう!今日も楽しくね!」

聡美

「あのー、昨日の件ですが、あれは一体なんだったんでしょうか?」

室井部長

「見てて分からないの?私の転職が決まった日ね。笑」

聡美

「そんな。。あたし達はどうなるのですか?」

室井部長

「そんなの知らないわよ。」

「リーダー、大人なんだから自分で考えたら?」

聡美

「はい。。」

室井部長

「昨日も言ったけど、私はきっちり筋を通して、やる事やってから転職するわよ。だってこの会社にどれだけお世話になったか。営業部の事もちゃんと考えてるから安心してね。」

田口課長

「あの、後任の部長は決まってるんでしょうか?」

室井部長

「私の中では決まってるわ。たぶん後任人事は私がやると思うけど。」

田口課長

「どなたなんでしょうか?」

室井部長

「ねえ課長、どうしてそんな質問するの?」

田口課長

「私の立場からすると、上司変更は大きな問題となります。新部長によって私の査定が決まりますから。」

室井部長

「そうか、田口課長も、もう少しで気付くところだものね。気長に待つか。笑」

「課長、後任部長うんぬんの前に、今の新営業方針を定着させよう。私の退職はそんなに早くないから安心して。」


田口課長

「わかりました。」

室井部長

「みんなに心配かけてるみたいで、ごめんね。」

「普通なら部長の人事は社長決済が下りてから発表されるんだけど、高田さんがオープンな方だし、私も隠し事とか大嫌いだから、こんな形になっちゃったの。」

「でも、本当に私は、この会社が好きだし、営業部のみんな、ここに居るみんなの事が大好きなの。」

「大好きな人に喜んでもらえる事がしたいから、悪いようにしないわよ。任せておいて!笑」

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聡美

「昨日からの事は夢か幻だと思ってたけど、現実だったんだ。。」

ボソッと呟きを漏らすと、すっかり意気消沈でガックリ肩を落とした聡美が、プロジェクトチーム、朝のミーティングへと向かった。

聡美

「みんな、おはよう。。」

健太

「リーダー、元気ないでっせ!!いつものようにパーっと行きましょうや!笑」

エリ

「まあ、聡美の気持ち痛いほど分かるけど。」

アリサ

「なんかあったんですかー?」

エリ

「あんたには関係ないよ!朝食会に出てないヤツに!怒」

聡美

「みんなゴメンね。あたし、目の前が真っ暗なの。ちょっと気分も悪いし、今日は帰るね。」

エリ

「無理しないほうがいい。気をつけな!」


健太

「オレ、部長に報告してから、リーダーを送っていきますわ。悪いけど、テープ起こしのつづきお願いするわ。」

エリ

「了解。聡美をヨロシクね。」

健太は部長に報告して聡美をタクシーに乗せた。

健太

「リーダー、大丈夫?」

「部長の事がショックやったんや?」

聡美

「・・・・・」


健太

「部長のことや、絶対にみんなが幸せになるようにするって!」

聡美

「・・・・・」

聡美のマンションに到着。健太に礼も言わず、夢遊病患者のような重い足取りで、部屋のドアを開けた。

健太

「ありゃ、相当重症やな。」

あれ?あたし何で家に帰ってきたんだろう?あ、そうか、部長が会社を辞めるって聞いて、目の前が真っ暗で気分が悪くなったんだ。それからの事が思い出せないや。

やっぱり、あたしってダメだなぁ。メッキが剥がれたってやつかな。情けない。。

でも何の気力も湧かないよ。とても出来事の良い面なんか見れないし。何もかも嫌になっちゃった。どうせあたしなんて何の役にも立たない人間なんだ。
こうやって紙切れみたいに捨てられちゃうんだ。

大人だからって、自分で考えられないよう。あー、もう死にたい気分、どうしたらいいの?

あ、メールで桃子に相談しよう。

【桃子 あたしダメみたい。何の気力も湧かないの。死にたい気分。どうしよう?】

ブー)

あ、桃子だ。

【聡美どうしたの?今から聡美の家まで行くから待ってて!】


ピンポーン

聡美

「桃子、ホントにごめんね。あたし。。」

桃子の顔を見るなり泣き崩れる聡美。聡美を抱きかかえるようにソファに連れて行く桃子。

桃子

「聡美、お邪魔するね。」

「ちょっと座って落ち着いて。」

聡美

「ごめんね。ごめんね。」

桃子

「だって、ビックリするじゃない、あんなにいい調子だった聡美から、死にたい気分だなんてメール入って。」

聡美

「聞いてくれる?」

桃子

「その為に来たんでしょ?笑」

聡美

「あのね、部長が会社を辞めちゃうの。」

「あたし、せっかくプロジェクトチームのリーダーになったのに、部長が辞めたら、あたしなんてすぐ元の平社員よ。人生で初めてヤリガイを持って楽しく仕事が出来てたのに。。」

「結局、あたしの幸せなんて続かないのよ。。」

桃子

「ガッカリよ聡美。」

「私、帰るね!」

聡美

「え?」

 

人生ゲーム

 

桃子

「だって、ビックリするじゃない、あんなにいい調子だった聡美から、死にたい気分だなんてメール入って。」

聡美

「聞いてくれる?」

桃子

「その為に来たんでしょ?笑」

聡美

「あのね、部長が会社を辞めちゃうの。」

「あたし、せっかくプロジェクトチームのリーダーになったのに、部長が辞めたら、あたしなんてすぐ元の平社員よ。人生で初めてヤリガイを持って楽しく仕事が出来てたのに。。」

「結局、あたしの幸せなんて続かないのよ。。」

桃子

「ガッカリよ聡美。」

「私、帰るね!」

聡美

「え?」

「桃子、ちょっと待って。」

桃子

「私、なんだか自分が情けなくなって。」

聡美

「桃子、ごめんね。あたしがこんなだから。」

桃子

「違うの。私の伝え方がまだまだなのよ。」

「それに、私こそ現実に反応しちゃって。」

聡美

「あたしが悪いの。部長にも言われたわ。いい大人なんだから自分で考えなさいって。」

「なのに桃子に頼ってしまって。」

桃子

「いいのよ、今は頼れば。それより頼ることを我慢するほうが良くないからね。頼れる人がいるなら頼っちゃってもいいのよ。」

聡美

「わかった。ありがとう。」

桃子

「とにかく聡美、私が悪かったわ。ごめなさい。」

「さ、2人で出来事の良い面を見ましょう!」

聡美

「桃子、本当にありがとう。」

桃子

「じゃ、詳しく聞かせてくれる?」

聡美

「うん、あのね、共同開発することになった社長がね、部長をスカウトして、心の変革プロジェクトの学校を設立することになったの。部長はその学校の校長先生になるの。」

桃子

「凄い展開ね。部長から校長になるんだ。でも、聡美のやっているプロジェクトは続くんでしょ?」

聡美

「たぶん。部長は悪いようにはしないって言ってくれた。」

桃子

「だったらいいじゃない。何度も言うね。目の前の出来事に意味は無いのよ。それに意味をつけるのは聡美なんだから。」

「部長さんが辞めるからって、聡美の人生が終わる訳でもないんだし。聡美が凄く部長を尊敬して慕ってるのも知ってるよ。」

「でも、人生、去るものは追わず、来るもの拒まずで、人生の大きな川の流れに、大船に乗って気持ちよく流れていればいいんだから。」

聡美

「でもね、部長だけがあたしを認めてくれたのよ。新しい部長が来たら、あたしなんかよりもっと優秀な人をリーダーにするよ、きっと。そうなったら、あたしは元のお局平社員に逆戻りよ。」

桃子

「何度も言うね。聡美が想った事が現実なるのよ。今、聡美がどんな波動を出してるか分かる?最悪の波動よ。このままだと聡美の言う通りの最悪な現実を引寄せるわ、間違いなく。」

聡美

「そうだった。あたし何やってるんだろう?あんなに教えてもらったのに。」

「でも、この気持ちはどうしたらいいんだろう?頭で分かってても気持ちを抑えることはできないよぉ。」

桃子

「分かるわよ。そんな時は無理に気持ちを抑え込んじゃダメね。だって、無理に抑え込んでも自分にはウソつけないから意味がないの。」

「それを感じてることを観察するの。ああ、私はこの出来事にこんな風に反応するんだ、って。すぐには難しいけど、出来るだけやってみて。そうすると、意外な自分が発見できたりするよ。それを面白がってゲーム感覚でね。」

「だって、この世は人生ゲームを楽しみに来てるんだから。」

聡美

「人生ゲームか。子供の頃よくやったなぁ。貧乏農場に行きになったら、もう一回って何度もやったっけ。今思えば、貧乏農場って凄いネーミングね。笑」

桃子

「それよ、それ。うまく行かないと何度もやったでしょ?それと一緒。もしうまく行かなくても、何度でも人生ゲームは出来るんだから、実際。」

「だから、リラックスして気楽に出来事を見ようよ。きっとうまく行くんだから。ダメだったら、やり直せばいいんだし、ね?笑」

聡美

「うん。何だか元気が出てきた。やっぱり桃子はすごいね。あんなに落ち込んでたのに一発で元気になったよ。」

「そうだ閃いた!今度、部長に紹介するよ。桃子が部長の学校の先生になればいいんだ。」

「桃子なら、きっと最高の先生になれるよ!」

「金八先生」の画像検索結果

桃子

「聡美、何言ってんのよ。笑」

「でも、前から部長さんには興味があったわ。先生とかは別として、1度お会いしてみたいって思ってたのよ。」

聡美

「うん、会った方がいい。なんだかそんな気がしてしょうがないの。」

桃子

「聡美のハイヤーセルフがそうさせようとしているのね。笑」

聡美

「とにかく、明日会社に行ったら、部長に話してみよう。」

「桃子、本当にありがとね!」

 

 

善は急げ

 

聡美

「うん。何だか元気が出てきた。やっぱり桃子はすごいね。あんなに落ち込んでたのに一発で元気になったよ。」

「そうだ閃いた!今度、部長に紹介するよ。桃子が部長の学校の先生になればいいんだ。」

「桃子なら、きっと最高の先生になれるよ!」

桃子

「聡美、何言ってんのよ。笑」

「でも、前から部長さんには興味があったわ。先生とかは別として、1度お会いしてみたいって思ってたのよ。」

聡美

「うん、会った方がいい。なんだかそんな気がしてしょうがないの。」

桃子

「聡美のハイヤーセルフがそうさせようとしているのね。笑」

聡美

「とにかく、明日会社に行ったら、部長に話してみよう。」

「桃子、本当にありがとね!」

連休明け、桃子のお陰で元気を取り戻し、朝食会の席に着いた、聡美。

「役員専用食堂」の画像検索結果

室井部長

「おはよう!さ、今日も元気で始めよう!」

「ところでリーダー、もう大丈夫なの?」

聡美

「はい、お陰様で。みなさん、ご迷惑をおかけて、ごめんなさい。すっかり元気になりました。」

室井部長

「そう、それは良かった。で、みんなに報告ね。」

「昨日、社長と常務と話をしたの。理解してもらうのに少し時間掛かったけど、快く私の転職を認めて頂いたわ。」


健太

「おめでとうございます!」


田口課長

「あのー、新部長については?」

室井部長

「え?課長、まだそんな事言ってるの?」

田口課長

「私には守るべき家族もありますし、住宅ローンがあります。後任部長の事が気になって。。」

室井部長

「そうね、気持ちは分かるわ。」

「後任は私が部長になった時から決めていたわ。」


田口課長

「どなたですか。。?」

室井部長

「あなたに決まってるじゃない!」

田口課長

「あなたって。。?」

室井部長

「田口課長が私の後任よ!笑」


田口課長

「えっ?私ですか?」

室井部長

「あたりまえじゃん、なにビックリしてるのよ!笑」


田口課長

「でも、私より有能な人は社内に沢山いるし、私は部長に嫌われてると思ってました。」

室井部長

「そこなのよね~、社長も常務も吉川君も心配していたところ。」

「ねえ、田口課長は有能なサラリーマンよ。ウチの会社でもピカ一ね。ただ、その思考癖が問題な訳よ。だから朝食会に出てもらって気付いて欲しかったの。」

「でも、今、分かったわ。私が間違ってたの。私が課長の思考癖を直そうと思ってる事自体、直らない原因だったの。私もまだまだね。笑」

田口課長

「やっぱりダメなんですね。。」

室井部長

「だからー!笑」

「田口課長は自信がないだけなの。」

田口課長

「はあ。。」

室井部長

「閃いた!今日から田口部長にしよう!」

田口課長

「へぇ?今日から部長?」

室井部長

「そうよ、今日からよ!笑」

「私は部長補佐に降格で。うん、我ながらいい考えだな。早速、後で社長にOKもらってくるね。」

田口課長

「本当ですか?」

室井部長

「本当よ。田口部長!笑」

「あなたは部長の肩書きで自信を持つタイプよ。きっとうまくいく!任せて!」

健太

「田口部長、昇進おめでとうございます!笑」

田口課長

「う、うん。なんだかキツネに摘まれたみたいだなぁ。笑」

室井部長

「キツネでもタヌキでも何でもいいじゃない?笑」

「なんだかこの人事で、営業部の勢いに拍車が掛かるね。笑」

田口課長

「室井部長、本当に、ありがとうございます。」

「今でも夢見たいですが、これが現実なんですね。朝食会での話が鮮明に蘇ってきました。私は長年の夢が叶いました。なんとお礼を言っていいのやら。。」

室井部長

「部長はあなた。笑」

「お礼なんていいの。とにかく、営業部を盛り上げてね!」

朝食会が終了し、職場に戻る途中、聡美が室井部長に話しかけた。

聡美

「部長、ちょっとお話しがあるんですが?」

室井部長

「もう部長じゃないよ。笑」

「室井さんでいいから。じゃ、コーヒーでも飲もう。」

聡美

「あのー、あたしが引寄せの法則を習ってる友達が居るんですが。。」

室井

「あ、朝食会で言ってた、いい友達ね。」

聡美

「はい。昨日その友達と話してて、あたし閃いたんです。」

「友達の名前は桃子って言うですが、彼女は心の学校の講師になれるんじゃないかって?」

「彼女自身は以前から室井さんに会いたがっていました。室井さんの時間あるときにでも、彼女と会ってもらえませんか?」

室井

「リーダー!いい閃きね!さすが私が見込んだ女。笑」

「今日、仕事が終わってから、彼女がいいならゴハンでも食べようよ。連絡とってみて。」

聡美

「はい、ありがとうございます。連絡してみます。」

室井

「お礼を言うのはこっちよ。リーダー、ありがとね。」

「さ、社長室に行ってくるか!」


田口部長昇進と室井部長補佐の人事を社長に提案した室井。なんとか社長にOKをもらって営業部に戻ってきた。

「社内」の画像検索結果

室井

「ちょっと、みんな聞いてくれる?」

ざわつく営業部員を前に高らかと宣言する室井。

室井

「緊急の人事異動を発表します。」

「本日付で、田口課長が営業部長に昇進いたしました!」

ざわつく一同

室井

「私が部長補佐に降格になります。」

「じゃ、新部長の言うことを聞いて、しっかり楽しくやって行こうね!」

「じゃ、田口部長、一言どーぞ。」


田口部長

「えー、今日から営業部の部長になった田口だ、ヨロシク!」

「室井前部長の新営業方針は最後まで貫くつもりだから、今まで通り、売上げや利益を気にしないで、元気よく伸び伸びと営業を楽しもう!」

一同拍手喝采

室井

「お、いきなり変った。笑」

そして、終業時間となり、桃子の待つカフェに向かう室井と聡美。

聡美

「室井さん、急なお願いなのに快く受けて頂いて嬉しいです。」

室井

「なに言ってんのよ、善は急げよ!桃子さんも今日OKでよかったわ。」

「さ、私も楽しもうっと!」

 

 

ソウルメイト

 

聡美

「室井さん、急なお願いなのに快く受けて頂いて嬉しいです。」

室井

「なに言ってんのよ、善は急げよ!桃子さんも今日OKでよかったわ。」

「さ、私も楽しもうっと!」

そうこうしている内に、待ち合わせのカフェに到着した。先に来ていた桃子が大きく手を振った。


「カフェ」の画像検索結果

聡美

「桃子、待った?急に呼び出してごめんね。」

「あ、こちらが室井さんです。」

桃子

「はじめまして桃子と申します。今日はわざわざお時間をとって頂き、ありがとうございます。」

室井

「室井です。こちらこそご縁をありがとう。」

「もう固い挨拶とかなしね。気楽に楽しみましょう。」

桃子

「ありがとうございます。」

聡美

「なんだか変な気分だなぁ。室井さんと桃子が一緒にいるなんて。」

「桃子、なに飲んでるの?」

桃子

「ハーブティよ。」

聡美

「あたしもそれにしようかなぁ。」

室井

「私は仕事も終わったんだから、ワインを頂くわ。」

聡美

「じゃ、あたしもワインにしよう。」

桃子

「聡美からいつも室井さんのお話を聞いています。心の変革は素晴らしい教えですね。」

室井

「別に私が一から全部考えた訳じゃないわよ、当たり前だけど。良い書物との出会いがあって、それらと一心不乱で向き合ってたら何となくね。笑」

桃子

「室井さんのおっしゃるこの世のしくみ、とても簡潔にまとめられていて共感しました。私も哲学書など色々読みましたが、室井さんの説明が1番分かりやすいと思います。」

室井

「あら、嬉しいわ、ありがとう。」

「桃子さんも引寄せの法則を勉強されてるのね、リーダーがよく話してたわ。」

桃子

「はい、小さいときから祖父が私の年齢に合わせて少しづつ教えてくれました。引寄せの法則を通じて、人生をいかに生きるかを学べたと思っています。」


ウエイター

「お待たせいたしました。白ワインです。」

聡美

「ありがとうございます。」

「桃子の分も頼んでおいたよ。乾杯しましょう!」


カンパーイ!!


聡美

「いきなり師匠同士の会話、若干ついていけてないんですけど。」

「哲学とか人生をいかに生きるとか、引寄せってそんな話だったっけ?」

桃子

「聡美、引寄せの法則は、人やモノやお金を引寄せる事が重要ではないのよ。」

聡美

「へ?だって、あたし、桃子に教わってから、室井さんも役職も楽しい仕事も引寄せたよ。」

桃子

「うん、確かに聡美の現実は変化したね。そして、聡美の願望を引寄せた。白馬の王子様はまだだけど。笑」

聡美

「もう、ちょっと、からかわないでよ!」

桃子

「ごめん。でもね、本当の引寄せの法則は、物質的なモノを引寄せる事じゃないのよ。」

聡美

「あれ?そうだっけ?」

桃子

「そうよ、引寄せの法則の本質を知って、それを人生に生かすの。つまり、本当に幸せを感じながら生きるコトを知る。それが、引寄せの法則なの。」

「もちろん、結果的には物質的なモノなどの願望も引寄せちゃうんだけど、本質が分かれば、物欲はなくなっちゃうかもね。宝くじなんて当たりたくもないわよ。笑」

聡美

「めちゃめちゃ当てたい、宝くじ。。」

室井

「桃子さん、リーダーから聞いたと思うんだけど、私、今度、心の変革をベースに、心の学校の校長になるのね。」

桃子

「はい、聡美から聞きました。」

室井

「今のやり取りを聞いて決めたわ。」

「桃子さん、その学校の講師になってもらうね。」

聡美

「なってもらう?」

室井

「あ、ごめん。私の直感が勝手に話しちゃった。」

「桃子さん、講師になってもらえないかしら?」

桃子

「はい。お受けします。」

聡美

「え?即答?」

桃子

「ただし、私も仕事がありますので、非常勤講師という形でいいですか?」

室井

「もちろん!」

「やっぱ、ソウルメイトは話が早いね!」

聡美

「ソウル?シンガー?」

室井

「グループ魂よ!」

聡美

「クドカン??」

室井

「魂は、この世に生まれてくる前に、魂のグループを作って役割分担してるって話したでしょ?」

聡美

「あ、そういえば。。」

室井

「リーダーも桃子さんも私も、あの世ではグループを作っていたのよ。そして、こうやって引寄せあう事もあらかじめ決まっているの。」

聡美

「へ?あたしも?」

室井

「あたりまえじゃない!」

聡美

「あたりまえ?」

室井

「ついでに言っとくけど。」

「リーダー、私と一緒に会社を辞めてもらうからね。もう、社長にも話してあるから。」

聡美

「は?あたしが会社を辞める?」

桃子

「やったね聡美!今度は先生だね!」

聡美

「せ、先生?あたしが?」

 

 

天職決定!

 

室井

「リーダーも桃子さんも私も、あの世ではグループを作っていたのよ。そして、こうやって引寄せあう事もあらかじめ決まっているの。」

聡美

「へ?あたしも?」

室井

「あたりまえじゃない!」

聡美

「あたりまえ?」

室井

「ついでに言っとくけど。」

「リーダー、私と一緒に会社を辞めてもらうからね。もう、社長にも話してあるから。」

聡美

「は?あたしが会社を辞める?」

桃子

「やったね聡美!今度は先生だね!」

聡美

「せ、先生?あたしが?」

室井

「あなたが、よ!笑」

「リーダーは気付いてないのよ、自分の才能に。人から教わるのが凄く上手で吸収が早い。布施さんを見てたら分かるけど、伝えるのも上手ね。」

聡美

「そんなの生まれて初めて言われました。心臓がドキドキしています。」

室井

「朝食会、凄く楽しいって言ってたでしょ?」

聡美

「はい。あたしの人生の中で1番楽しい時間でした。」

室井

「と、言う事は、私の話した内容に興味がある訳でしょ?そして桃子さんから教わった引寄せの法則にも。」

聡美

「もちろんです。だって、あたしの人生が大きく変ったんですから。」

室井

「そして、リーダーとして心の変革を編集する仕事も楽しいでしょ?布施さんや観月さんに伝えて行く事も。」

聡美

「はい、まだうまく伝え切れていませんが、必ずあたしが気付いた幸せの気持ちになって欲しいんです。」

室井

「桃子さん、どう思う?」

桃子

「天職だと思います。」

「天職」の画像検索結果

室井

「さすが桃子さん、その通り!」

「知らぬは聡美ばかりなり。笑」

聡美

「え?どう言うことですか、転職って?」

桃子

「転職じゃないわよ、天職よ。笑」

「天から授かった職業。その人の天性に最も合った職業の事を天職って言うの。」

「聡美、室井さんに出会って良かったね、天職まで授けてもらって。自分が1番好きなコトをお仕事に出来る事は、人生最大の幸せの1つよ。」

聡美

「あたしの知らないところでドンドン現実が動いているのが分かる。ちょっと怖いぐらい。」

室井

「いいのよ、長い間、これといった楽しみもなく生きてきたんだから。笑」

「そろそろ人生楽しみなさいって、神様からのプレゼントよ、しっかり受け取りな!笑」

聡美

「神さま、ありがとうございます。」

「室井さん、桃子、ありがとう!」

室井

「はい、天職決定!笑」


楽しい宴が終わり、自宅に戻った聡美。湯船に浸かりながら、今日起こった事についてボーっと考えを巡らしていた。

なにがなんだか訳わかんないよう。いったいあたしの現実はどうなっちゃうの?

だって、あたしが思ったとおりに、桃子は心の学校の先生になっちゃったし、即答でね。でも、そこはあたしの想像した通りだから、めでたしめでたしなんだけど。。

あたしが会社を辞めるの?四半世紀も勤めいていた会社よ?それも自分の意思と関係なく?

うん、何かの間違いよ。室井さんは強引なところがあるから。明日、会社に行ったら、そんな事言ったっけ?って言うよ、きっと。

いや、室井さんは今まで言った事を忘れる人じゃない。それ、あたしが1番知ってる。と、言う事は、本当にあたし会社を辞めるんだ。。

天職かぁ。確かに、引寄せの法則や心の変革を学んでる時は楽しいもの。

ましてやそれを以前のあたしみたいに悩んで生きてる人に、素晴らしい考え方を伝えていく仕事。むちゃむちゃ楽しそう。ドキドキワクワクしてきた。あー、これが室井さんが言ってた、人生最大の幸せってヤツね。

あー、早く先生になって、1人でも多くの人に伝えていきたいなぁ~。

あれ?ちょっと待って。

お給料はどうなるの?家賃払えるの?退職金は?マジやばくね?

天職とか言ってる場合?やばいよ、あたし1人で生きてきたし、会社があったから将来も安心だったんだから。

そりゃ、前に室井さんが田口課長に言ってたように、リストラされたり、会社が倒産したら、あたしも路頭に迷うよ。でも、新設の学校より、今の会社のほうが絶対に安定してるよね?

だめだ、明日、室井さんに断固抗議しよう。

だって、あたしだって自分を守らなきゃ。。

 

5倍が決めて

 

そして翌朝、いつもの朝食会に参加した聡美。

「役員専用食堂」の画像検索結果

室井

「と、言う事で、田口部長に引き継ぎもあるので、もう少しだけ朝食会を開催します。」

「健太が決めた商談、もうすぐ全商品を納品できるし、心の変革プロジェクトも高田社長の下、着実に進行しています。それらが全て完了するまで、私が責任を持って監督管理するね。」

「もちろん、新営業方針も。たぶん結果が出る頃よ。」

田口部長

「現状数字には繋がっていませんが、部内の雰囲気は以前とは比べ物にならないほど、盛り上がっています。本当に各自が水を得た魚のように生き生きと仕事をしているのが伝わってきます。ま、私も部長に昇進し、公私共に充実した毎日を送っています。」

「これもすべては室井さんのお陰です。本当に、ありがとうございます。」

室井

「田口部長からそんな言葉が出るなんて驚きね。笑」

「でも、楽しくなくっちゃ人生じゃないし。」

「ほとんどの人は、生活の大半を仕事に費やしてるのよ。その仕事が楽しくなくっちゃね。だから、早くプロジェクトを完成させたいの。1人でも多くの働く人に、この世の仕組みを知って、気付いて欲しいからね、人生は楽しいことを。」

健太

「ほんまですね。」

「オレ、毎日おっちゃんとこ行って、進行報告聞いてますけど、あのプロマネは本物ですわ。めちゃめちゃ早いでっせ仕事。たぶんもうすぐ完成ですわ。楽しみや~。」

室井

「じゃ、今日も1日楽しもうね!はい、仕事場に行きましょう!」

聡美

「室井さん、あとでちょっとお話が。。」

室井

「OK!コーヒー飲みに行こう。」

「談話室」の画像検索結果

室井

「どうしたの?深刻な顔しちゃって、リーダーらしくもない。笑」

聡美

「あのー、昨日の話なんですが。。」

室井

「天職に転職する話ね。笑」

聡美

「はい。いろいろ考えたんですが、やっぱりこの会社に残ろうと思っています。」

室井

「は?なに言っちゃってんのよ。笑」

「またとないチャンスじゃないの?」

「いいわ、理由話してみて?」

聡美

「はい。やっぱり、長年勤めた会社ですし、待遇もいいし、何よりも安定してます。」

「新しい学校はどんな待遇か分からないし、給料の事も聞いてないし、あたしうまくやっていける自信もないし。何より将来が不安なんです。それだったら、このままの方が心配しなくていいかと思って。」

室井

「心配と不安か。」

「いったい今まで何の勉強をしてたの?」

聡美

「えっと、この世の仕組みです。。」

室井

「この世の仕組み。そう、私が伝えたのは愛よね?ハイヤーセルフから愛の光を受ける為にレンズ絞りを開放するんでしょ?それには、良い気分を選択する。引寄せの法則の基本でもあるでしょ?」

「それがなに?心配と不安?真逆じゃん?」

聡美

「そうなんですが。。」

「あたしもうすぐ50歳です。それに独り身です。」

「このまま今の会社で定年まで勤めたら退職金も出るし、あとは年金でなんとか老後はやっていけます。」

「でも、今、会社を辞めて新しい学校がうまく行かなかったら、退職金もないし、年金ももらえないかも。。おまけにこの歳で貯金もありません。それを考えると不安しか。。」

室井

「そうか。不安をベースに考えたら、そう言う結論になるね。それは仕方ないよ。リーダーの人生だから、リーダーが選べばいいよ。」

「ただ以前、田口君にも言ったけど、不安ベースならもっと不安を考えてみたら?」

聡美

「もっと不安?」

室井

「そう。だって今の会社が安泰みたいな話だけど、いつ倒産するかわからないよ。それに、リーダーが定年までにリストラされるかもね。不安ベースならここまで考えないと。」

聡美

「それも考えたんですが、今の会社のほうが新しい学校よりは安定してると思ったんです。」

室井

「なるほど、天秤にかけたんだ。それで、今の会社を選んだんだね?」

聡美

「実績を考えたら。。」

室井

「実績ねぇ。笑」

「ちょっと聞くだけ聞いてね。」

「確かにこの会社は新営業方針と高田社長の会社から入る安定した利益で、当面は安泰でしょう、私のお陰だけど。笑」

「新しい学校、もちろん学校だけで利益が上がる事は間違いないけど、不安をベースに考えて、もしうまくいかなくなったとしよう。」

「心の学校の出資者は誰?高田社長が学校を見捨てるような事をする人だと思う?彼の人生の夢を叶える為の学校なのよ?」

「第一、彼の会社とウチの会社の規模からして違いすぎるよ。言ったら彼の会社の子会社になるのよ。どう不安をベースに考えても、不安は見つからないわね。これ、無理矢理不安をベースに考えた意見よ。」

「愛をベースに考えたら、選択の余地なしだもの、私から見たら。だってリーダーの天職に就けて、毎日楽しくて、今より将来が安定して、給料だって私の考えでは今の5倍以上を考えてるよ。」

聡美

「5倍?」

室井

「そこに反応?笑」

「リーダーの考えも分かるよ。女が1人で生きていくのは大変だもの。私が1番分かってるさ。」

「だからこそ、ここはよく考えてみて欲しいの。それで、リーダーが今の会社を選ぶならもう止めないよ。」

「でもね、私を信頼して欲しいなって思う。ソウルメイトだからね。あ、5倍だし。笑」

聡美

「あたし、なんだか情けなくなりました。室井さんは本当にあたしの事を思って学校に誘ってもらってるのに。。恩をアダで返してしまって。。本当に、ごめんなさい。」

室井

「良かった!5倍が効いたか。笑」

聡美

「からかわないで下さい。」

「でも、本当に5倍なんですか?笑」

室井

「あのね、私がウソつくと思う?笑」

聡美

「でも、5倍ってウソっぽいかと。笑」

室井

「いい?私達がこれからやる心の学校は、世の中にとって本当に大切な役割をする事なの。今の給料の5倍だって少ないよ。だって、私達伝える側が潤って幸せでないと、人様を幸せに出来るわけないでしょ?」

「リーダーが将来の不安を持ちながら、生徒に教えても伝わるわけないじゃん。そんなの私は百も承知よ。だから、職員の待遇はバッチリさせてもらうつもりよ。」

聡美

「室井さん、あたし目が覚めました。やっぱり室井さんはカッコいいです。あたしの憧れの女性です。室井さんを目指して頑張ります!」

室井

「もっと言っていいわよ。笑」

「じゃ、楽しい人生送ろうね。」

 

あなたは幸せ

 

室井

「いい?私達がこれからやる心の学校は、世の中にとって本当に大切な役割をする事なの。今の給料の5倍だって少ないよ。だって、私達伝える側が潤って幸せでないと、人様を幸せに出来るわけないでしょ?」

「リーダーが将来の不安を持ちながら、生徒に教えても伝わるわけないじゃん。そんなの私は百も承知よ。だから、職員の待遇はバッチリさせてもらうつもりよ。」

聡美

「室井さん、あたし目が覚めました。やっぱり室井さんはカッコいいです。あたしの憧れの女性です。室井さんを目指して頑張ります!」

室井

「もっと言っていいわよ。笑」

「じゃ、楽しい人生送ろうね。」

モヤモヤした気持ちも吹っ切れ、新たな旅立ちを決意した聡美。あとは、心の変革プロジェクトのリーダーとして、最後まで責任を持ってやり遂げる事で頭の中は一杯であった。

聡美

「さ、今日も1日楽しくやろう!」

「編集作業も大詰めね。エリとアリサもプロジェクトの全貌がわかったよね?」

エリ

「ああ。何度読んでも感動するね。こんな考え方があったんだ。長年生きてきたけど、人生で最大の驚きしかないよ。私、この仕事に関われただけで感謝だわ。」

聡美

「でしょ!エリは吸収が早いから、あたしより深く理解してるかもね。笑」

アリサ

「意味不明でーす。」

「つーか、リーダー、私、ぜんぜん幸せじゃないんですけど。」

聡美

「アリサ、幸せを外側に求めても無いんだよ。って言っても分かんないよね?どうしたもんだろうなぁ。。」

エリ

「ほっときゃいいのよ。」

聡美

「アリサはエリやあたしと違って、若いし容姿もいいからそこそこ楽しい人生なんだよな。だからこそ、気が付きにくいのよ。ある意味可哀想かもね。」

アリサ

「なんでもいいから早く幸せにして下さいねー、リーダー。」


健太

「とにかく、今日はプロマネがウチへ打ち合わせに来られるから、各自の担当分の資料、まとめて用意しておいてや~。」

全員

「はーい。」

伊勢谷プロジェクトマネージャーが到着し、大詰めを迎えた心の変革プロジェクトの打ち合わせが始まった。


プロマネ

「お疲れ様です。先週お願いしていた資料を拝見できますか?」


健太

「これが各自の資料のまとめですわ。最終段階やから各自慎重に仕上げましたんで自信作になってます。どうぞ。」


プロマネ

「ありがとう。では、拝見いたします。」

「ん?なんだこれは?」

健太

「どないしたんです?」

プロマネ

「なんだこの資料?ふざけてんのか?」

健太

「ちょっと待ってください。ふざけてる訳ないですやん。みんな一生懸命仕上げたんでっせ。」


プロマネ

「しかし、これはいくらなんでも。健太さん、ちょっと見てください。」


健太

「えーっと、は?なんじゃこれ?」

「ちょっとリーダー、これ。」

聡美

「ん?どれどれ。。」

「あ!」

「伊勢谷さん、ごめんなさい。あたしが悪いんです。」

プロマネ

「リーダー、それは違います。今回は各自責任を持って提出するようにお願いしたんです。あなたの責任ではありません。」

「これ、誰の資料だ?」

アリサ

「あ、私かも。」


プロマネ

「ふざけてるのか?」

「それともオレを舐めてるのか?」

アリサ

「べ、別に。。ちょっと時間が無くて。。」

プロマネ

「いい加減にしろ!!仕事は遊びじゃないんだ!!」

「やる気が無いなら、今すぐ去れ!」

泣きながら立ち去るアリサ。呆然と眺めるだけの聡美、健太、エリ。


プロマネ

「口調が強くてすみません。しかし、僕の仕事のやり方です。」

「やる気のない者と一緒に仕事はしません。彼女は外れてもらいます。室井さんには僕から説明しますので。」

聡美

「伊勢谷さんがプロマネですから従います。」

「ただ、ちょっと心配なんで見てきますね。」

アリサを探す聡美。ようやく屋上で彼女の姿を見つけた。

聡美

「やっと見つけた。アリサ、大丈夫?」

アリサ

「私、今までの人生で、あんなに人に叱られたのは初めてなんです。ヒクッ。泣」

「だって、たかが仕事じゃないですか?なんであそこまで言われなきゃいけないんですか?ヒクッ。泣」

聡美

「アリサの言いたい事、分かるよ。」

「あたしも昔はそうだったもの。仕事なんて適当にやって、お給料もらえりゃそれでOKって。」

アリサ

「ですよね、なんで私がこんな目にあわなきゃならないですか?アイツ最低!怒」

聡美

「でもねアリサ、あたしもそうだったけど、そんな風に思って仕事していて楽しい?」

アリサ

「はぁ?仕事ですよ?楽しい訳ないです。」

聡美

「でも、起きてる時間の大半を仕事して過ごしてるよね?」

「それが楽しくなかったら、大半が楽しくない。そしたら頭の上のレンズ絞りはどうなるんだっけ?そこは覚えたでしょ?」

アリサ

「絞りは閉じる。。」

聡美

「じゃ、ハイヤーセルフから愛の光をもらえないじゃん。」

アリサ

「私、愛の光とかどうでもいいんです!それより幸せになりたいだけなんです!こんな目に遭いたくないんです!」

聡美

「でもね、この世の仕組みでは、愛の光を受け取ることが幸せになる事って聞いたでしょ?この世の仕組みを無視して幸せになる事は出来ないのよ。だって仕組みや法則は引力と同じで逆らえないのよ。」

アリサ

「そんなの信じない!」

聡美

「信じるか信じないかはアリサの自由よ。」

「でも、あたしを昔から知ってるでしょ?あたし以前はどうだった?ひどかったでしょ?笑」

「あたしは仕組みや法則を信じて実践したら、今みたいに現実が大きく変ったの。エリもそうよ。あたし達が出来たんだもの、若くて綺麗なアリサが実践したら、もっと凄くなるかも。笑」

アリサ

「バカみたい。」

聡美

「バカでいいわよ。笑」

「そんな素敵な話を朝食会で室井さんに教わってるの。アリサも来たら、いつでもウエルカムだからね。」

「じゃ、あたし行くね。」

「アリサ、今日は家に帰りな。で、ゆっくり考えて。」

打ち合わせに戻り、アリサの資料を修正し、なんとかプロマネに納得してもらった聡美。

そして翌朝。いつもの朝食会が始まろうとしていた。

「役員専用食堂」の画像検索結果

室井

「おはよう!今日も元気で、、」


カチャ。役員専用食堂のドアが開いた。うつむき加減で恥ずかしそうに1人の女性が顔を出し、小さな声でささやいた。

アリサ

「おはようございます。」

室井

「あ、誰だっけ?」

聡美

「観月さんです。」

室井

「そうそう、観月さん、こっちにいらっしゃい。よく来たね、座って。」

「じゃ、改めて。おはよう!今日も楽しくね!」

聡美

「室井さん、昨日の打ち合わせで、、」

室井

「伊勢谷君から聞いたわよ。いいじゃない、真剣に仕事してたらよくある事よ。」

「ま、彼にも心の変革を勉強してもらわなきゃいけないけどね。笑」

アリサ

「悪いのは私なんです。適当な資料を作ったから。。ごめんなさい。」

室井

「そう?いいじゃない適当で。仕事も人生も好きにすればいいのよ。笑」

「あ、あと、謝るなら彼に謝ってね。」

アリサ

「はい。」

「でも適当でいいんですか?」

室井

「もちろん!」

「だって、適当に仕事したいならそうすればいい。真剣にしたければそうすればいい。そんなの本人が好きなようにしたらいいのよ。」

「出したものは全部自分に帰って来るんだし。」

「ただし、良い気分でいる事だけは忘れないでね。」

アリサ

「はい。」

「室井さん、私、幸せになりたいんです。どしたらいいですか?」

室井

「最近の若い子はハッキリしてるねぇ~笑」

「たまには基本を話すか。笑」


健太

「お、いいねぇ~笑」

室井

「よし!」

「幸せになりたいと願うと、幸せになりたい自分の状況が叶います。わかる?」

アリサ

「え?んー。あ、なるほど。」

室井

「リーダーより飲み込み早いね。笑」

「じゃ、これは?あなたは既に幸せです。」

アリサ

「は?私、幸せじゃないから聞いてるんです。」

室井

「だから、あなたは幸せです。」

アリサ

「意味が分かりません。」

室井

「あのね、あなたが幸せになりたいって願うじゃない?それで、その願いが叶ったら幸せになるんじゃないのよ。わかる?」

アリサ

「意味不明です。」

室井

「願いが叶ったら幸せになるんじゃない。」

「幸せになったら願いが叶うのよ。」

アリサ

「バカみたい。あ、すみません。」

室井

「久しぶりにバカって言われた。笑」

「よく考えて。順番が逆なのよ。」

「あなたが幸せになったら、すべての願いが叶うの。」

アリサ

「だって、幸せじゃないから幸せになりたいんです。そっちこそ順番が逆です。」

室井

「言うじゃない。笑」

「さっき理解したよね?幸せになりたいは、幸せになりたい状況の自分が叶えられる。」

「と、言うことは、幸せだって想えば、幸せの状況が叶えられ続ける。」

アリサ

「だって、幸せじゃないのに、幸せだなんて思えません。」

室井

「そう、そこが最大のポイント。」

「当たり前だけど、私が杖を振ったら観月さんが幸せになれるとでも思ったら大間違いよ。笑」

「なんだってそう。うまくなるには練習が必要なの。幸せになるのもそうよ。」

アリサ

「え、どんな練習ですか?」

室井

「今ある小さな幸せを探すの。」

「最初に言ったでしょ?あなたは幸せですって。アレ、本当よ。」

アリサ

「はっ?」

室井

「だって、生きてるだけでも幸せじゃない?寝るところもある、仕事もある、ゴハンも食べれる。凄く幸せでしょう?これらを心から幸せって感じる練習ね。」

「で、自分が本当に幸せだと気づいた時から、すべての望みは叶いだすのよ。」

「あ、心の学校じゃなくて、魔法学校の校長になろうかしら。笑」

アリサ

「なんだかよく分からないけど、楽しくなってきた。」

室井

「お楽しみはこれからよ!」

 

 

遅咲き人生

 

室井

「今ある小さな幸せを探すの。」

「最初に言ったでしょ?あなたは幸せですって。アレ、本当よ。」

アリサ

「はっ?」

室井

「だって、生きてるだけでも幸せじゃない?寝るところもある、仕事もある、ゴハンも食べれる。凄く幸せでしょう?これらを心から幸せって感じる練習ね。」

「で、自分が本当に幸せだと気づいた時から、すべての望みは叶いだすのよ。」

「あ、心の学校じゃなくて、魔法学校の校長になろうかしら。笑」

アリサ

「なんだかよく分からないけど、楽しくなってきた。」

室井

「お楽しみはこれからよ!」

朝食会を終え、職場に戻った聡美。アリサも前向きになって来たので、より一層力が入る。

聡美

「さ、プロジェクト完成まであと一息!頑張ろうね!」

エリ

「でもさぁ、このプロジェクトが終了したら、室井さんと聡美は会社を辞めるじゃない?あ、どうせ健太もでしょ?そしたら、私とアリサは元の事務職に逆戻りか。。なんだか虚しいなぁ。」

聡美

「確かにあたしは室井さんに誘われた。嬉しいしワクワクしてるよ。」

「でもさ、エリも引寄せを実践して、今はプロジェクトチームじゃん。だったら、来ていない未来の心配をしないでさ、今、この瞬間を楽しもうよ!」

「先の事は、なんとかなるって。引寄せの法則を信じてたら信じられるはずだよ、自分の人生を。」

エリ

「あんた、本当に変ったね。笑」

「でも、今の話はよく分かるよ。私が悪かった、ゴメン。思いっきり今を楽しむよ。そしたらいい波動が出て良い出来事や人をを引寄せるんだもんね。」

聡美

「うん、さすがエリ。」

アリサ

「気持ち悪!下手な芝居みたい。」

エリ

「あんた、文句あるなら表でな!怒」

聡美

「エリ、怒りの波動がでてるよ。笑」

エリ

「あ、そうだ。切替えないと。」

聡美

「アリサはバカじゃない。あたし達の会話を聞いて、しっかり吸収してるから心配ないね。」

アリサ

「バカじゃないの。」

聡美

「アリサ、分かってるからね。笑」


昼休みとなり、久しぶりにエリを誘って屋上でランチする聡美。


「屋上」の画像検索結果

聡美

「あ、おばさん、久しぶりです。」

おばさん

「小林さん、布施さん、こんにちは。良かったら一緒に食べましょう。」

聡美

「はい、ありがとう。おばさん元気ですか?最近、ちょっとバタバタで報告会できなくて、ごめんなさい。」

おばさん

「いいのよ、私はいつもマイペースで変らないわよ。」

聡美

「あのね、室井さんが新設の学校の校長先生になる話はご存知ですか?」

エリ

「あんたさ、おばさんは社内の事何でも知ってるって言ったでしょ?」

聡美

「あ、そうだった。」

おばさん

「でも凄い展開ね。さすが室井さん。」

「彼女がアメリカからやって来て、営業部の業績は急上昇。私の勘じゃ、もうすぐもっと凄い事が起こるわね。」

「そして、学校でしょ?小林さんもついに先生になるのね。」

聡美

「さすがおばさん。なんでも知ってる。笑」

「そうなんです、あたし長年勤めたこの会社を辞めるんです。今まで想像すらできなかった。」

「おまけに先生ですもの。奇跡の連続です。」

おばさん

「ま、でも、因果応報。小林さんが蒔いた種が大きく咲き出したのよ。奇跡でもなんでもないわよ。」

聡美

「そうか、あたし種を蒔いてたんだ。でも一杯泣いて、悩んで、苦しかったけど、おばさんに助けてもらったから、良い種が蒔けたんだなぁ。おばさん、ありがとう。」

おばさん

「小林さん、遅咲きかもしれないけど、人生に遅いも早いもないから、安心して咲き誇っていいのよ。楽しんでね。」

聡美

「はい。でも、もうおばさんに助けてもらえないかと思うと、なんだか寂しいなぁ。。」

おばさん

「あ、小林さん、大丈夫よ。これからも一緒だから。」

聡美

「え?どう言うこと?」

 

心だョ!全員集合

 

聡美

「さすがおばさん。なんでも知ってる。笑」

「そうなんです、あたし長年勤めたこの会社を辞めるんです。今まで想像すらできなかった。」

「おまけに先生ですもの。奇跡の連続です。」

おばさん

「ま、でも、因果応報。小林さんが蒔いた種が大きく咲き出したのよ。奇跡でもなんでもないわよ。」

聡美

「そうか、あたし種を蒔いてたんだ。でも一杯泣いて、悩んで、苦しかったけど、おばさんに助けてもらったから、良い種が蒔けたんだなぁ。おばさん、ありがとう。」

おばさん

「小林さん、遅咲きかもしれないけど、人生に遅いも早いもないから、安心して咲き誇っていいのよ。楽しんでね。」

聡美

「はい。でも、もうおばさんに助けてもらえないかと思うと、なんだか寂しいなぁ。。」

おばさん

「あ、小林さん、大丈夫よ。これからも一緒だから。」

聡美

「え?どう言うこと?」

おばさん

「あれは先週のこと。私はいつものようにお掃除をしていたの。そしたらね、室井さんに呼び止められてね、お話があるって言うじゃない。なんだろうって思いながら談話室でコーヒーを飲んだ訳。」

「そしたら開口一番、新しい学校の講師になって欲しいって頭を下げるわけさ。なんでも私の事を社長に聞いたみたいなの。」

聡美

「おばさんって、社長と仲がいいの?」

エリ

「聡美って分かってないね。」

「おばさんはウチの重役全員と仲がいいのさ。だからどんな情報も知ってるんじゃない。社長も例外じゃないって聞いてるよ。」

おばさん

「布施さん、物知りだね。笑」

「私がアパレル会社を経営してる時から、こちらの社長と縁があって仲良くさせてもらってるの。」

聡美

「でもあの室井さんが頭を下げるんだから、やっぱりおばさんって凄い人なんだ。」

おばさん

「私なんてなにも凄くないですよ。フツーのおばさんよ。」

聡美

「おばさんの過去は旅行のとき少し聞かせてもらったけど、どう考えても普通じゃないです。あんな体験はなかなかできないと思います。」

「あたし、ずっと前から思ってたんですが、おばさんって凄い経歴を持ってるにも関わらず、ウチの会社のお掃除をしてくれてるじゃないですか?そこがどうも理解に苦しむんだなぁ。」

おばさん

「ただ単にお掃除がしたいから、お掃除の仕事をやらせてもらってるんだよ。」

「お掃除」の画像検索結果

聡美

「もちろん、お掃除も立派なお仕事だと思います。でも、おばさんほどの能力のある人が、ちょっともったいない!と、思っちゃうんです。」

おばさん

「私ね、この人生で、色んな経験をさせてもらって、今、私が一番したい仕事がお掃除のお仕事なの。以前に話したけど、お掃除はね私にとっては冥想でもあるんだよ。」

「あ、瞑想ではなく冥想ね。お掃除を通して自分に向き合うことの幸せを味わっているんだよ。私にとってお掃除は仕事であり、今人生で一番やりたい事のなのさ。」

聡美

「素晴らしい。あたし失礼なことを言ってしまって、ごめんなさい。」

おばさん

「いいのよ。笑」

「でもね、室井さんの話を聞いてるうちに、とても素晴らしい志だと感心したの。」

「私も自分に向き合う幸せだけでなく、そろそろ与える幸せも感じたいと思ったの。」

聡美

「と、言うことは、おばさんも心の学校で先生になるんですね?」

おばさん

「そうなの。小林さんと同僚になるのよ。笑」

「授業がない時間は、お掃除もさせてもらう約束だけど。笑」

聡美

「なんだかスゴイ!」

「桃子、おばさん、室井さん、あたしの師匠たちが心の学校に全員集合だ!」

「ドキドキ、ワクワクで胸が張り裂けそう!笑」

 

サプライズ・キャスティング

 

おばさん

「私ね、この人生で、色んな経験をさせてもらって、今、私が一番したい仕事がお掃除のお仕事なの。以前に話したけど、お掃除はね私にとっては冥想でもあるんだよ。」

「あ、瞑想ではなく冥想ね。お掃除を通して自分に向き合うことの幸せを味わっているんだよ。私にとってお掃除は仕事であり、今人生で一番やりたい事のなのさ。」

聡美

「素晴らしい。あたし失礼なことを言ってしまって、ごめんなさい。」

おばさん

「いいのよ。笑」

「でもね、室井さんの話を聞いてるうちに、とても素晴らしい志だと感心したの。」

「私も自分に向き合う幸せだけでなく、そろそろ与える幸せも感じたいと思ったの。」

聡美

「と、言うことは、おばさんも心の学校で先生になるんですね?」

おばさん

「そうなの。小林さんと同僚になるのよ。笑」

「授業がない時間は、お掃除もさせてもらう約束だけど。笑」

聡美

「なんだかスゴイ!」

「桃子、おばさん、室井さん、あたしの師匠たちが心の学校に全員集合だ!」

「ドキドキ、ワクワクで胸が張り裂けそう!笑」


おばさんも心の学校の先生になる事がわかり、心の底からワクワクしてきた聡美。

そして翌朝、朝食会にて。

「役員専用食堂」の画像検索結果

室井

「おはよう!さ、今日も一日楽しもうね。」

聡美

「はい!」

「あ、そういえば、掃除のおばさんも心の学校の先生になるんですね?」

室井

「情報早いじゃない、リーダー。笑」

聡美

「あたし、おばさんと仲良しで、昨日聞いたんです。すごく嬉しくて。」

室井

「ウチの社長に推薦してもらったんだけど、あの方、仏教に精通されていて、社会経験も豊富だそうで、心の学校にピッタリだって社長が言うもんで。」

「でも、会ってみてスグにピンと来たわ。素晴らしい人柄だったんで、その場でお願いしたの。笑」

聡美

「最高の直観ですね!笑」

「あたし、おばさんの知識と経験談で何度も救われました。」

室井

「そうなんだ、本当に素晴らしい方ね。」

聡美

「そういや健太はどうなるんですか?」

室井

「本人に聞いてくれる?笑」

聡美

「健太はどうするの?」


健太

「オレは室井さんとデッカイ仕事する為に日本に来て、おっちゃんの会社と思ってた以上にデカい仕事が出来たんで、めちゃめちゃおもろかったし思い残すこともないねん。」

「だから、室井さんが会社を辞めるって聞いたんで、NYに帰ろうかと思ってたんやけど。。」

聡美

「で、どうすんの?」

室井

「私がもうちょっとだけ手伝って欲しいって、お願いしたの。笑」

「男性の熱血教師も必要じゃん?笑」

健太

「ま、確かに先生になるのもおもろい経験やと思たから、やってみる事にしたんや。」

「室井さんとの仕事は、なんしかおもろい。オレは楽しいことしか興味ないから。」

聡美

「室井さん、あたしにとって超素敵なメンバーが集結って感じです。幸せ!」

室井

「リーダーも冷酷ね。誰か忘れていない?」

聡美

「え?桃子、おばさん、健太。田口課長は部長になったし。。」

室井

「そこに居るじゃない?」

聡美

「え?エリ?」

エリ

「へ?私?」

室井

「そう。短期間での吸収は素晴らしいわ。さすが年の功。あ、ごめん。笑」

エリ

「いいんです。」

「でも、本当に私も心の学校の先生になれるんですか?」

室井

「もちろん、あたしはそのつもりよ。」

エリ

「ぜひ、お願いします。」

聡美

「やったー!エリ、またずっと一緒だね!」

エリ

「あんたのお陰だよ、ありがとう。」

聡美

「あのー、アリサは。。」

室井

「当然だけど、心の変革プロジェクトのメンバーはすべて私がキャスティングしたの。布施さんと観月さんもそうよ。」

「ただ、観月さんは想定外の動きがあったので、今、考察中なの。」

アリサ

「私が朝食会に来なかったのが悪いんで、だいじょーぶです。」

「もともと興味なかったし。。」

エリ

「本人にその気がないなら、ほっとけばいいんじゃないですか?」

聡美

「え、でも、アリサ、本当にいいの?」

アリサ

「ホントは後悔してるし、ちょっと気になってます。でも、いいんです、私。」

室井

「本人次第ね。ま、すぐにどうこうじゃないから、もう少し様子見ね。」

アリサ

「はい。」

田口部長

「あのー。」

室井

「あ、田口部長、さっきから何か言いたそうだったね。ごめんね、業務と関係ない話ばかりして。」

田口部長

「いえ。」

「ちょっと相談したいことがありまして。。」

 

 

笑いたい現実

 

田口部長

「あのー。」

室井

「あ、田口部長、さっきから何か言いたそうだったね。ごめんね、業務と関係ない話ばかりして。」

田口部長

「いえ。」

「ちょっと相談したいことがありまして。。」

室井

「あら、相談なんて珍しい。笑」

「どうしたの?」


田口部長

「なんと言ったらいいのか。。」

「僕も教えたいんです。」

室井

「そうなんだ。」

「1番の想定外よ。だって、部長になったばっかりで、公私共に幸せだって言ってたじゃない?」

「ま、気持ちはわかるけどさ。」

「さてさて、困ったぞ。田口部長の後任は全く考えてなかったから。。」

田口部長

「あ、そう言う意味じゃないんです。」

室井

「え?どう言う意味?」


田口部長

「あ、すみません。最初から話します。」

「室井さんの新営業方針。半信半疑で進めていましたが、全く数字に繋がらない状態でした。」

室井

「それは知ってるよ。」

田口部長

「ですので、僕が部長になった事だし、早速、従来の営業方針に戻そうと思って。。」

室井

「その相談ね。」

「もちろん、今の部長は田口君だから好きにしていいのよ。」

「ただね、私の勘だともうすぐ結果が出る頃なんだけどねぇ。」


田口部長

「それが出たんです。」

室井

「どう言うこと?」

田口部長

「室井さん、昨日1日、会議で居なかったですよね?」

室井

「そう、社長と常務が離してくれなかったの。笑」

田口部長

「実は昨日、朝から晩まで、お客様からの注文が後を絶たないんです。凄まじい勢いなんです。たぶんこれからも注文は続くでしょう。」

室井

「マジ?やったね!!」

「そろそろだとは思ってたけど、こんなに急にやってくるとは。笑」

田口部長

「元の営業方針に戻そうとしていた自分が情けないです。」

室井

「誰だってそう思うわよ。」

「実際、本当に数字になってなかったんですもの。」

「そんなに自分を責めちゃダメ。」


田口部長

「はい、すみません。」

室井

「自分を大切にしないと、絶対に部下を大切にする事は出来ないから。」

「だから、まずは自分愛して、気分良くする事よ。そしたら、部下も愛せるからね。」


田口部長

「はい、ありがとうございます。」

「今後なんですが、部を挙げてこの凄い注文をこなすだけでも大変で、とても営業に出る余裕がありません。どうしたら良いでしょうか?」

室井

「当然、営業マンも含め全員で注文を受け付けて。」

「部長は、生産部門と緊急打ち合わせをして、商品確保に全力を尽くして。」


田口部長

「はい。」

「でも、その間、営業に回れないと今後の数字に影響があるかと。。」

室井

「それは大丈夫。私の新営業方針は御用聞き営業も必要なし。一旦お客様になっていただいたら、半永久的に注文は入り続けるから、心配することないわ。」

「だって、幸せな気分を販売してるのよ。誰だってリピートするから。笑」

聡美

「部長、カッコいい!」

室井

「まあね。笑」

「注文依頼が落ち着いたら、今まで通り、数字を気にすることなく、新規獲得の為の営業を開始すればいいだけだから。」

「基本はね、今、やるべき事を全力で行動して楽しむの。未来の数字なんて今気にする必要なし!今を楽しんで続けて行けば、いずれそれが部長の言う今後の数字になるの。」


田口部長

「なるほど。それを聞いて安心しました。」

「こんなに注文殺到した経験がないので、どうしたら良いか狼狽えてしまいました。」

室井

「あのね、部長。人生いろいろあると思うけど、何が目の前に起こっても絶対に狼狽えないで。特に、部長になったんだから部下が見てるわよ。」

「今回は嬉しい悲鳴だけど、いつ良くない現実が現れるかわからない。その時、その現実に振り回されてはダメよ。それはただの出来事。部長の見方次第で、良くも悪くも変化するんだからね。」

「部長なんだから、ドンと構えて笑っていればいいの。」

「笑っていれば、笑いたい現実が起こってくるから、心配しないで!」

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田口部長

「はい。お言葉身に沁みます。」

「室井さん、相談というのはこの事なんです。」

室井

「どういう事?」


田口部長

「室井さんが退社されて、私が部長として営業部を見て行くことになりますが、今回の件も含め、どうしても朝食会でのお話を理解しないと、部下に伝える事が出来ないと思うんです。」

室井

「さすが部長、よく分かってるね。」

田口部長

「私は、心の変革がまだ腑に落ちてません。わからない事だらけです。今後どうしたら良いのか、ご享受願えましたら助かるんですが。。」

室井

「なるほど、相談ってそれだったんだ。」

「リーダーどう思う?」

聡美

「あ、簡単です。」

「部長、心の学校で授業を受けてください。」

室井

「その通りね。入学待ってるわよ。笑」

 

幸せを見る幸せ

 

田口部長

「室井さんが退社されて、私が部長として営業部を見て行くことになりますが、今回の件も含め、どうしても朝食会でのお話を理解しないと、部下に伝える事が出来ないと思うんです。」

室井

「さすが部長、よく分かってるね。」

田口部長

「私は、心の変革がまだ腑に落ちてません。わからない事だらけです。今後どうしたら良いのか、ご享受願えましたら助かるんですが。。」

室井

「なるほど、相談ってそれだったんだ。」

「リーダーどう思う?」

聡美

「あ、簡単です。」

「部長、心の学校で授業を受けてください。」

室井

「その通りね。入学待ってるわよ。笑」

田口部長から営業部の嬉しい報告を聞き、意気揚々営業部へ戻る室井と、エリの転職も決まり、心晴れやかな聡美は、活気溢れる営業部へ戻っていった。

営業部の電話は鳴り止まず、メールやネットからの注文も殺到し、猫の手も借りたいぐらいの忙しさが続いていた。

室井

「なんと言う光景だろう。蒔いた種が花開き、収穫を迎えるというのは何度経験しても嬉しいものね。笑」

田口部長

「私も長年営業部に携わってきましたが、こんな光景は初めて見ます。これが圧巻と言うものでしょうか?」

「圧巻の光景」の画像検索結果

室井

「良い気分でレンズ絞りを開放すれば、こんな光景はいつでも見れるのよ、部長。笑」

「これからは、営業のテクニックや頑張りなんか絶対求めないでね。必要なのは、自分たちもお客様もよい気分になる事だけを考えよう。」

「冗談抜きで、不安な心が出来てきたら遠慮なく私に聞きに来てね。」


田口部長

「はい、私は本気で心の学校に通うつもりです。それが、僕の望みである営業部の数字につながることが理解できたので。」

室井

「大歓迎よ。でも直接聞きに来てもらって構わないのよ。」

田口部長

「お気持ち、ありがとうございます。でも、私は身銭を切って学ばなければ身につかないと思っていますので、授業を受けさせていただきます。」

室井

「了解。各自の理解に沿ったカリキュラムを用意するつもりだから、またその時伝えるね。」

「それにしても良い兆候だわ。この先、部長も奥さんと険悪になることもないんじゃないの?笑」


田口部長

「はい。部長に昇進してから、家族ともすごく良い関係になりました。これは僕が良い気分で過ごしてるからですよね?」

室井

「もちろん、そうよ。」

「部長の今後は、素敵な人生の連続になるね。笑」

田口部長

「本当に、ありがとうございます。」

室井

「私にかかわる人が幸せになって行くのを見るのが、私の一番の幸せなのよ。」

一方、心の変革プロジェクトチーム内は。。

聡美

「エリとまた同僚になれるなんて、自分の時より嬉しいかも。笑」

エリ

「私が一番ビックリよ。恐るべし引き寄せの法則ね。」

健太

「ほんまオレもビックリしたわ。だってエリさんこの前習い始めたばっかりやもん。才能があったんやわ、きっと。」

聡美

「これで、メンバーが揃ってきた。」

「室井さん、桃子、おばさん、健太、エリ、あたし。もしかしたら、アリサもね。笑」


健太

「なんか女子ばっかりやなぁ。男はオレだけか。」

聡美

「たぶんしょっちゅう高田社長は遊びにくるんじゃない?笑」

健太

「そや、おっちゃんがおったわ。良かった。笑」

アリサ

「なんだかとても楽しそうな学校ですね。私、仕事は楽しい事の対象にならないと思ってました。でも、見てると、もしかしたら仕事って楽しいのかもって思っちゃいました。」


健太

「最初から言うてるやん。仕事は楽しいからやるねん。下手な遊びよりよっぽど面白ろいで!笑」

アリサ

「前みたくバカみたいって、思えないかも。」

聡美

「まだ時間あるから、あたし達を見てどうしたいか考えたら良いよ。」

「結局、その人の現実はその人の想いで出来てるのだから。アリサがやりたいって想ったことが出来る現実が現れるから。」

エリ

「それ、ほんと良く分かるわ、私。」

終業時間となり、プロジェクトチームで飲みに行くことに。なんとアリサも参加することになったのだ。

聡美

「今日は何と言っても、エリの転職祝いね。」

「じゃ、エリ、先生へ転職おめでとう!乾杯!」

健太 エリ アリサ

「カンパーイ!」

「乾杯」の画像検索結果

エリ

「みんな、ありがとう。」

「社会人になって26年、今日が1番嬉しい日だよ。」

「聡美には感謝しかないよ。」

聡美

「本当に良かった。今日は最高の日ね。笑」

「それに花の金曜日だし。あ、古いね。笑」

健太

「そやけど、ほんま、ついこの間までここで2人で愚痴大会してたとは思えんわ。笑」

エリ

「特に聡美の愚痴は凄かった。笑」

聡美

「もー、エリもでしょ!笑」

「それにしても最高のメンバーになってきたね、心の学校。」

健太

「桃子さんと掃除のおばさんは、しゃべった事ないから会えるの楽しみやわぁ。」

聡美

「そうか。あたしの師匠たち。本当にやさしくて教えるのが上手なの。」

「あ、2人にメールしてみよう。もしかしたら来てくれるかも。笑」

「そうだ、室井さんにも。こうなったら、全員集合ね。笑」


ブー)

聡美

「あ、桃子からだ。えっと、近くに居るからすぐ来てくれるって。」

ブー)

聡美

「あ、おばさんからだ。えっと、あ、来てくれるって。」


ブー)

聡美

「室井さんだ。あ、社長と飲んでるんだ。社長連れなら行けるって。笑」

「謹んで断ろう。笑」

健太

「なんか、ちょっと思ったらすぐ現実化や。おもろいなぁ。笑」

「オレも引寄せの法則が身についてきたかなー?笑」

聡美

「あんたは元々持ってるの。レンズ絞り全開男!笑」

エリ

「なんだか大変な夜になりそう。楽しみ。笑」

聡美

「アリサ、思ってることがあったら何でも言って。」

「あと、師匠たちに質問があれば、何でも聞いていいからね。」

アリサ

「はい。私、プライベートで会社の人、ましてや、こんな年上の人達と飲んだことないです。」

「あ、ごめんなさい。」

エリ

「あんた失礼ね!あんただっていずれ年取るんだからな!怒」

聡美

「エリ、波動よ、波動!笑」

エリ

「あ、そうだった。」

聡美

「アリサ、分かるよ。あたしもそうだった。」

「でもね、本当にみんな良い人達なの。年齢とかの偏見を捨てて今日は話をしてみて。」

アリサ

「はい、そうします。」

ガラガラガラ。

居酒屋の扉が開き、少し浮世離れした美女が暖簾をくぐり入ってきた。

桃子

「聡美!来たよ!」

 

 

スローなブギにしてくれ

 

聡美

「あ、桃子!こっちこっち!」

「急に連絡してゴメンね。わざわざ来てくれて、ありがとう。」

桃子

「こちらこそ、素敵な集まりに呼んでもらえて嬉しいわ。ありがとう。」

聡美

「みんな、紹介するね。あたしの旧友で引寄せの法則の師匠、桃子よ。」


健太

「えらい別嬪さんや!オレ健太って言います。よろしくです。」

桃子

「こんばんは、桃子です。よろしくお願いします。」

エリ

「私はエリです。聡美の弟子なんで、桃子さんの孫弟子です。笑」

「引寄せの法則を習った途端、人生が急変しました。桃子さんのお陰です。ありがとうございます。」

桃子

「桃子です。そんな孫弟子とかやめて下さい。笑」

「お噂はかねがね聡美から聞いています。よろしくお願いします。」

アリサ

「アリサです。よろしくお願いします。」

桃子

「こちらこそ、よろしくね。」

聡美

「じゃ、ひと通り挨拶も済んだことだし、改めて、乾杯!」


一同

「カンパーイ!」


健太

「桃子さんも先生になるんですよね?」

桃子

「はい。室井さんにお会いして、その日にお手伝いする事を決めました。」

「仕事を持ってますので、非常勤講師としてお願いしました。」


健太

「へえ、仕事って何やってはりますのん?」

桃子

「自宅でちょっと。でも、ある程度自由はききますので、ご迷惑をお掛けしない様にしますね。」

「聡美、みなさんも講師なの?」

聡美

「うん。アリサはちょっと保留中だけど。笑」

桃子

「そうなんだ、じゃ、みなさんと同僚になるんですね。楽しそう!」

聡美

「おばさんも後で合流するから、室井さん以外、勢ぞろいね。」

桃子

「おばさまもいらっしゃるのね。久々だから嬉しいわ。」

「室井さんは残念ね。」

聡美

「あたしが急に思いついて連絡しちゃったからね。笑」

エリ

「桃子さんて何だか独特のムードと言うか、オーラと言うか、普通の人と違う何かがありますよね?」

桃子

「そうですか?私はごく普通の人間ですよ。違うところは引寄せの法則を理解してるって事かな。」

アリサ

「それって、そんなに凄い事なんですか?」

桃子

「凄いとかじゃないわ。ただね、知識として知ってるか知らないかは、その人の人生に大きな影響があるんじゃないかって思ってます。」

アリサ

「どんな影響ですか?」

桃子

「そうね、例えば、同じゲームをみんなで遊んでいても、基本のルールに則ってプレイする人と、ルールの本質、わかりやすく言うと裏ワザ的な事を知ってる人では、ゲームの楽しさが全然違ってくるのは分かるかな?」

アリサ

「はい、わかります。裏ワザとか知っていた方が俄然楽しいですよね。裏ワザを知らない人と遊べば100%勝利できるし。」

桃子

「そう、その感じ。笑」

「そのゲームが人生で、裏ワザが引寄せの法則を含めた、宇宙の法則になるの。」

「室井さんが仰ってる、心の変革も同じことね。」

アリサ

「え、でも、それを知っていたからって人生は、ゲームのようにいきません。」

「だって、人生は、生まれ持った容姿や体力、勉強が出来るとかの頭のよさ、学歴が必要です。あと、努力もいるし、持って生まれた才能も。それらがないと人生では勝てません。」

桃子

「うん、普通はそう思ってるよね。で、すべてが揃わないから、夢ややりたい事を諦める。」

アリサ

「はい、しょうがないですよね、目的に合った容姿なり、体力なり、才能がなければ夢は実現できないですもの。」

桃子

「そして挙句の果てに、生まれ持った容姿が悪い、才能が無い、頭が悪いを親や周り人のせいにしたりするのよね。笑」

アリサ

「私、その気持ちはわかりますけど。」

桃子

「あ、ごめんね。」

「私が言いたいのは、それが残念だって事なの。」

「だって、そんな容姿や才能なんてなくても夢は叶うし、やりたい事も出来るのにね。」

アリサ

「え?出来るんですか?」

桃子

「あれ?聡美、アリサさんには伝えてないの?」

聡美

「ちょっと事情があってね。笑」

桃子

「そうなんだ。どうしようか?」

アリサ

「桃子さん、出来たら教えて欲しいんですが。」

聡美

「桃子、アリサがこんなに素直に話を聞くのは初めてなの。つづき教えてあげて。」

桃子

「うん。いいよ。」

「えっと、なんだっけ?」

アリサ

「容姿や才能なんてなくても夢は叶うし、やりたい事も出来るってとこです。」

桃子

「あ、そうね。」

「つまり、この世には宇宙の法則が働いていて、簡単に言えばアリサさんの考えた事が現実になるのね。」

「と、言う事は、容姿や才能がなくても、考え方次第で思い通りの人生になるって言う事よ。」

アリサ

「す、凄いです!その考え方をもっと教えてください。」

エリ

「アリサ、あんたさ、プロジェクトチームで室井さんのテープ起こししてたじゃない?それに、聡美もちょくちょく引寄せの法則を伝えてたよね?」

アリサ

「えー、そうでしたっけ?忘れちゃいました。」

エリ

「あんたさ、あれだけ聡美が教えていたのに!怒」

聡美

「エリ、波動よ。笑」

エリ

「だって、桃子さんの前なのに。。」

聡美

「いいのよ。笑」

「桃子、ごめんね。」

桃子

「私も経験あるけど、人って相性があるのよね。同じ事を伝えても伝える人によって、受け取り側の理解度が違う事ってあるじゃない?」

「たぶんアリサさんは私と相性がいいのよ。笑」

アリサ

「桃子さんの話、すごく分かりやすいです。」

エリ

「よくも抜け抜けと!」

聡美

「エリ!笑」

桃子

「えっと、考え方次第で思い通りの人生になるって言う所ね。それで、、」

ガラガラガラ。

居酒屋の扉が開き、少し浮世離れした姥桜が暖簾をくぐり入ってきた。

聡美

「おばさん!こっちです!」

おばさん

「小林さん、お誘いありがとう。」

聡美

「こちらこそ急にごめんなさい。」

「来てくれて、ありがとう!」

桃子

「おばさま、こんばんは。」

「ちょっとご無沙汰ですね。笑」

おばさん

「あら、桃子さん、元気そうでなにより。」

そんな挨拶を交わしてる矢先。

ガラガラガラ。

居酒屋の扉が開き、少し浮世離れした美魔女と初老の男性が暖簾をくぐり入ってきた。

聡美

「え?室井さん?あ、社長!」

「あれ?丁重にお断りしたのに?」

 

 

ブギウギトレイン

 

社長

「小林君、お邪魔するよ!笑」

「西田敏行」の画像検索結果

聡美

「あの、わざわざありがとうございます。」

「でも、急なお誘いだし、社長とご一緒なので無理なさらないようにお伝えしたつもり。。」

室井

「何言っちゃってんの!飲みの誘いは断らない!これが私の座右の銘よ!笑」


社長

「やっぱり若い人達と飲むのはイイねぇ~笑」

聡美

「とにかく座ってください。えっと、ご紹介しますと。。」

室井

「そんな堅苦しい!適当に飲んでたら仲良くなるから。笑」

社長

「小林君、大丈夫だから楽しもうよ。」

「しかし、ウチの両エース、小林君と布施君を引き抜いて行くんだから、室井さんも罪な人よのぉ。笑」

室井

「社長、なにが両エースよ。お局さん2人が片付いたって言ってたくせに。笑」


社長

「僕はそんな事言ってないよ、ひどいな室井さん。」

聡美

「社長、私達が1番わかってますから、気にしないで下さい。笑」


社長

「あの、その。。汗」

「でも、小林君も布施君も大した才能があったんだね。僕は君たちの才能を伸ばす事が出来なかったけど、室井さんは流石だね。」

室井

「社長の目が節穴なんですよ。笑」

「私は初日で小林さんの才能を見抜きましたから。笑」

社長

「いや、室井さんには頭が上がらんよ。笑」

「飛ぶ鳥あとを濁さず、どころか、我が社始まって以来の売上げと新しい営業システム、別事業の立ち上げによる安定利益の確保。僕は笑が止まらないよ。笑」

「これだけ実績を残してもらったら、退社されるのは痛手ではあるが室井さんの思い通りにやってもらうしかないよ。笑」

室井

「はい、思い通りにします。笑」

「だって、人生は本当に思い通りなんだからね。笑」

聡美

「さすが室井さん。社長も頭が上がらないとは。。」

室井

「当たり前よ。私がこの会社に入った時から、社長は私の部下なんだから。笑」

社長

「その通り。笑」

「あ、もたいさん、もたいさんも長年ありがとう。また新たな人生の花が咲くね!笑」

おばさん

「社長、いやですわ。私は長年社長の会社を掃除させてもらって幸せでした。こんな歳で転職なんて恥ずかしいですが、社長が室井さんに推薦してもらったお陰です。ありがとうございます。」

社長

「いやいや、僕は知ってるからね、あなたの実績も人柄も。心の学校にはうってつけだよ。本当に良かったよ。」

おばさん

「室井さん、今回のご縁、ありがとうございます。」

室井

「もたいさん、やめて下さい。私は、もたいさんから沢山学ぼうと思っています。逆にオファーを受けて頂き、ありがとうございます。よろしくお願いします。」

桃子

「室井さん、私が言うのも変ですが、素晴らしいメンバーが揃いましたね。」

室井

「桃子さん、ありがとう。私も本心から満足している。素晴らしい講師陣が揃えば、心の学校の成功は約束されたものだと思ってるの。そしてそのメンバーが集結!」

「て、言うか、リーダーの段取りが悪いわね。笑」

聡美

「すみません。でも、あたしの思いつきで連絡しただけなんです。本当に勢揃いするとは思ってなくて。。」

室井

「冗談よ。笑」


健太

「せっかくみんな揃ったんやから、室井さんから一言もらわんと始まりませんわ!笑」

聡美

「さすが健太、室井さん、一言お願いします。」

室井

「そう?笑」

「なんだか照れるわね。笑」

「えー、今日はみなさんお集まり頂き、ありがとうございます。あ、勝手に集まったんだっけ。笑」

「私が社長に呼ばれてNYから帰国したとき、1つのある事をやると決めていました。それは、心の変革を社内に伝えて、全社員の意識改革をする事でした。それが社員の幸せでもあり、ひいては、会社自体の業績UP、ま、社長の幸せになると思っていたからです。笑」

「今週、営業部ではその花が開き、来週以降、創立以来の売上げを記録する事は間違いないと思います。これは、社員一人ひとりが心の底から仕事を楽しんだ結果なんです。」

「結局、一人ひとりが良い気分で仕事をする事によって、お客様にも良い気分が伝わり、その結果が売上げに繋がったんです。これが仕事のあるべき姿だと思ってます。そして、この変革を継続していければ、社長は経営の心配をする必要は永遠にないでしょう。笑」

「そして、私の想定外だったのが高田社長との出会いです。高田社長の志と私の志が一致したので、ものすごいスピードで現実が変化していきました。これにはさすがの私も驚きましたが。笑」

「良い気分で楽しく生きていれば、神さまはとてつもないビッグなプレゼントを与えてくれます。それが今回の心の学校です。これは私も想像をはるかに超えた出来事です。」

「でも、出来事に偶然はありません。これも神さまが与えてくださった必然なんです。今となっては、私が生涯をかけてやる仕事なんだと実感しています。」

「不束者ですが、皆様のお力を借りて、素晴らしい学校を創って、素晴らしい人生を1人でも多くの人に味わってもらいたいので、どうぞよろしくお願い致します。」

「あ、もちろん、人に幸せを与えるには、ここにいる人全員が幸せじゃないと伝わらないからね。もちろん幸せな人しか選んでないけど。笑」

「皆さん、本当に心から感謝しています。これから一緒に幸せ行きの列車に乗って楽しみましょう!ありがとうございます。」

「最後に、健太、あんたは私の相棒よ。いつもありがとう。これからもヨロシクね。」


一同拍手喝采!

聡美

「室井さん、やっぱりカッコいい!!」

室井

「まあね、当然よ!笑」

 

翼あるもの

 

室井の挨拶も終わり、それぞれが楽しく語り合っていた。中でもアリサは桃子を質問攻めにしていた。

桃子

「つまり、この世には宇宙の法則が働いていて、簡単に言えばアリサさんの考えた事が現実になるのね。」

「と、言う事は、容姿や才能がなくても、考え方次第で思い通りの人生になるって言う事よ。」

アリサ

「す、凄いです!その考え方をもっと教えてください。」

桃子

「じゃ、逆にアリサさんは今の人生に対してどう思ってるの?」

アリサ

「私の人生ですか?」

「20代までは毎日楽しかったのですが、30代半ばに差し掛かってから、なんとなく思うように行かなくなってきました。今は、毎日、満員電車で会社に行くのが億劫ですし、会社で過ごす仕事自体が苦痛そのものなんです。週末に遊ぶことだけが唯一の楽しみ。そんな人生です。」

桃子

「30代になって思うようにいかないと思ってるんでしょ?」

「毎日の通勤が億劫で、仕事自体が苦痛だって思ってるんでしょ?」

「週末に遊ぶことだけが唯一の楽しみって思ってるんでしょ?」

「ね、アリサさんの思ってる事、全部現実に叶っているじゃない。笑」

アリサ

「あ!それ、室井さんにも言われました。」

「意味が分かるような分からないような。。」

桃子

「簡単に言うと、今のアリサさんの状態と同じモノが引寄せられるのよ。」

「状態と言うのは考えたり感じたりしてること。さっき聞いたアリサさんの人生に対する思いは、そのまま引寄せられてるから、今の現実になってるのよ。」

アリサ

「そんなの嫌です。私、幸せになりたいんです。」

桃子

「ね、幸せになりたい状況が叶ってるのよね。笑」

アリサ

「どうしたらいいですか?」

桃子

「だったら、今すぐココで、幸せになればいいのよ。そしたら、どんどん幸せを引寄せるから。笑」

アリサ

「それ、前も言われたんですが上手く出来なくて。。」

桃子

「ねえ、アリサさんて可愛い顔してるね。」

アリサ

「え?なんですか?急に。照れるから辞めてください。(〃∇〃)」

桃子

「いい笑顔ね。今どんな気分?」

アリサ

「え?恥ずかしいです。でも、正直言うと嬉しいです。笑」

桃子

「それ!その気持ちよ。それを少しづつ続けるだけよ。笑」

アリサ

「あ、これか。わかります。笑」

「でも、いつも桃子さんが誉めてくれる訳でもないし。。」

桃子

「それは難しいかも。笑」

「じゃ、どうしようか?ちょっと考えてみて?」

アリサ

「んー。あ、自分で自分に可愛いって言えばいいんだ。笑」

桃子

「はい、正解!笑」

「それでいいのよ。自分が良い気分になれる事ならなんでもいいの。笑」

アリサ

「わかりました!この感じなんだ!」

「私、室井さんにもリーダーにも教わったんですが、身近な幸せとか意味が分かんなくて。でも、今、桃子さんに可愛いって言われた時、凄く嬉しくって良い気分だったんです。」

桃子

「そう、それは良かったね。たぶんアリサさんは誉められ慣れてるのよ。誉められて幸せを感じてたの。」

「だから、自分で幸せを探す事がピンと来てなかったんだと思うの。逆に言えば、人から誉められる事を探して行動するのもありかもね。笑」

アリサ

「そうですね。私、誉められるのが好きです。」

桃子

「普通の人より誉められるが好きっぽいね。笑」

アリサ

「でも、誉められたいから人に良くするって、ちょっと違うんじゃないでしょうか?」

桃子

「あ、人の喜ばれる事をするのに理由なんてどうでもいいから、気にしないでどんどん行動していいのよ。笑」

「だって、喜ばせてもらえてるのに文句言う人いないでしょ?笑」

アリサ

「はい、ありがとうございます。なんだかスッキリしました。」

桃子

「うん、まずはそこから始めてみて。」

「さっきさ、人生は、生まれ持った容姿や体力、勉強が出来るとかの頭のよさ、学歴、努力、持って生まれた才能がないと人生に勝てない、幸せになれないって言ってたけど、どれもいらないの、わかったよね?笑」

アリサ

「はい、なんとなくわかりました。」

桃子

「あとね、本当の引寄せの法則は外側から何かを引き寄せるって事じゃないの。」

「でも、最初は良い気分でいることを意識する事から始めれば良いからね。」

「そしたら、小さな幸せを感じてると次々と幸せな事が起こるから面白いわよ。笑」

アリサ

「はい、少しづつ試していきます。」

「あの、桃子さんも講師になられるんですよね?」

桃子

「うん、非常勤講師だけど。」

アリサ

「私、桃子さんと一緒にお仕事がしたいです。」

「月曜日になったら室井さんに相談して、心の学校で働けるようにお願いしてみます。」

桃子

「そう、良い事ね。」

「じゃ、今言えばいいのよ。笑」

「室井さん、あのアリサさんがお話があるみたいで。笑」

室井

「いいねー。何のお話かしら?笑」

アリサ

「私、朝食会も行ってなくて非常に言いにくいのですが、出来たら、心の学校で働かせてもらえませんでしょうか?」

室井

「いいよ!笑」

聡美

「返事、早っ!笑」

室井

「当たり前よ。来るもの拒まず去るもの追わずなの。笑」

「あ、でも、最初は事務職からね。で、理解が進んだら講師になってもらうね。たぶん、リーダーより飲み込み早いから、すぐだと思うよ。笑」

聡美

「なんだか落ち込むなぁ~笑」

 

俺たちは天使だ!

 

室井

「リーダー、元気出して!笑」

聡美

「大丈夫です。アリサも気付いてくれたみたいで、あたし本当に幸せです。」

社長

「じゃ、僕はそろそろ帰るね。後は学校関係者で盛り上がってちょうだい。笑」

室井

「社長、ありがとうございます。ついでに、ここの御代もありがとうございます。笑」

「みんな、お礼は?笑」

一同

「社長、ご馳走様でした!笑」


社長

「もー、しょうがないなぁ~笑」

「じゃ、お先ね!」


一同

「ありがとうございました!」

室井

「さ、社長の驕りよ!笑」

「どんどん飲んで食べよう!」

聡美

「やったー!笑」

「でも、さすが桃子、やっぱりあたしの師匠ね。アリサの心も動かしちゃうんだもの。」

桃子

「そんな事ないって。相性の問題よ。」

聡美

「やっぱり桃子の師匠が凄いんだな。」

エリ

「え、桃子さんの師匠って誰なの?」

聡美

「桃子のおじい様らしいの。」

エリ

「と、言う事は、桃子さんのおじい様から見たら、私は曾孫弟子にあたるね。」

「ぜひ、おじい様にお会いしたいなぁ。」

アリサ

「私も桃子さんの師匠に興味あります。どんな方なのか会ってみたいです。」

エリ

「あんたは桃子さんの全てに興味があるんでしょ?」

アリサ

「実はそうです。笑」

「だからぜひ、おじい様にお会いしたいです。」

桃子

「そんな、ただの私のおじいちゃんよ。」

聡美

「きっと、おじい様、凄い能力の持ち主とかでしょ?笑」

桃子

「うーん、凄いかどうかは分からないけど、確かにちょっと変なモノが見えるみたいよ。」

エリ

「さすが大師匠!どんなワザが使えるんですか?」

桃子

「そんな、ワザとかではないですけど、人のオーラじゃないけど、そのようなモノが見えるって言ってたわね。」

エリ

「さすが、大師匠。人を見抜く力ありか。恐れ入った。笑」

「で、そのようなモノとは具体的になんですか?」

桃子

「私も詳しくは分からないんだけど、天使の輪がどうのとか。。」

聡美

「天使?おじい様が天使?なんだかイメージにギャップがあるなぁ。笑」

「でも、あたし、すっごく、おじい様に会いに行きたい!」

桃子

「そんな事言われてもねぇ。。」

室井

「ちょっと、なに盛り上がってるの?」

聡美

「桃子の引寄せの師匠が、桃子のおじい様なんです。そのおじい様が天使なんですって!」

「天使の輪」の画像検索結果

室井

「おじい様が天使?すごいじゃない?」

桃子

「聡美、違うよ!笑」

「えっと、私のおじいちゃんが、人の天使の輪みたいなモノが見えるって前に聞いたことがあって。それを話したら、聡美達が会いに行こうって盛り上がっていたんです。」

「ホント、聡美って子供みたいな所があるんです、昔から。笑」

室井

「いいね。行こうよ、みんなで!笑」

「そうだ、今日はこのまま朝まで飲んで、そのまま会いに行こう!」

桃子

「え?室井さんまで。。」

一同

「大賛成!」

聡美

「でも、桃子、おじい様、鎌倉にお住まいなんでしょ?近いしみんなで遠足みたい!楽しいじゃない?笑」

「鎌倉」の画像検索結果

桃子

「まあ、私はおじいちゃんが大好きだから、会いに行くのは構わないけど。」

「でも、本当に普通のおじいちゃんよ、あんまり期待しないでね。」

聡美

「うん、みんなで鎌倉へ遠足よ。笑」

室井

「私、遠足大好き。海も見れるし最高じゃない!」

おばさん

「私も海が大好き。楽しみだわ。」

健太

「遠足のおやつ買わな!笑」

エリ

「でも、さっきも言ったけどさ、桃子さんは何かあるね?」

聡美

「そうなの、あたしもプチ同窓会で久しぶりに再会して、引寄せの法則を教わって今があるじゃない。でも、よく考えたら桃子の事、何にも知らないのよ。」

エリ

「それ、それも確かに変よね?きっと何かあるに違いない。」

聡美

「ねえ、桃子、あたしに何か隠し事してない?」

桃子

「何にもしてないよ。私は私よ。」

「ただね。。」

聡美

「え?ただ、なに?」

桃子

「隠し事とかじゃないんだけど、私から進んで言ってないことはあるかな。」

聡美

「え、なんなの?教えて?」

桃子

「じゃ、鎌倉のおじいちゃんに会った時に教えるね。」

聡美

「うん、わかった。」

「じゃ、朝まで楽しく飲みましょう!」

 

 

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