本気で人生を楽しんでるか?それがその人間の価値だ。


何事もはじめの一歩が肝心です。

 

 

今までの人生が良くなかったのは、常に悪い気分でいたから

 

薄々わかっていても、誰もが人生と真正面から向き合うのは怖いもの。

エリも同様に、人生と向き合うのが怖くて、愚痴とお酒に逃避していた。

同じ穴の狢であった聡美が、穴から出て行き、その聡美へ羨望の眼差しを送っていたところに、聡美からの救いの手。

最初は、聡美の教えに反発してたエリだったが、やっと恐怖を押し込めて、人生と向き合う覚悟を決めたのだった。

エリ

「あんたが居てくれて良かったよ。あんたが居なかったら、私、一生自分の人生と向き合わなかったかもしれない。」

「だって、人生と向き合って、もし、上手くいかなかったら、そこで終わりよ。生きていく希望がなくなるじゃない?それが1番怖かったのよ。だから、わかっていたんだけど、見て見ぬフリの毎日、辛かったわ。」

聡美

「痛いほどわかる。あたしもそうだったもの。そして、よく勇気を出したね。偉いよ、エリ。」

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聡美

「もちろん、上手くいかなかったら、またやり直せばいいんだけど、そんな風に思えないのよねぇ、わかるわ。」

エリ

「そう。でも、あんたのお陰よ。だって、ホントに変わったもん、あんた。それ見てたら、いくら私だって、そっちの世界に行ってみたいって思うわよ。」

聡美

「よかった。でね、せっかく勇気を振り絞ってくれたんだけど、実は、引き寄せの法則を実践するのに、そんな勇気なんて要らないのよ。勇気どころか、努力や頑張りもいらないの。笑」

エリ

「それこそ肩透かしね。笑」

「あんたが凄く変わったからさ、さぞ、陰で努力してるのかと思ってたんだ。」

「私、昔から、努力とか根性とか大嫌いだから、本当に勇気振り絞ったんだけど。。」

聡美

「もちろん、練習は必要よ。でも、やって出来ないようなものじゃないし、第一、あたしでも少しづつ出来るようになってきてるのよ。あたしより何でも器用にこなすエリだから、心配する必要なし。楽しくやろうよ。笑」

エリ

「了解!ヨロシク!笑」

聡美

「でね、あたしは師匠に、引き寄せの法則の第4ステージの途中まで教えて貰ったの。それは、また追々伝えるとして、まず、基本的な心の持ち方を先に伝えるね。」

「何度か言ったけど、基本中の基本は、常に良い気分でいること。」

「それと、自分のことを愛して、自分を満たすことが大事なポイントなの。」

エリ

「ふーん、良い気分は聞いてたけど、自分を愛して満たすことかぁ。」

「私、良い気分は全く出来てない人生。もっと言えば、常に悪い気分で過ごしてきた人生だったよ。悪い気分が当たり前だった。ただ、自分の事は結構好きだし、自分を満たす事も大好きだよ。」

聡美

「へー、初耳!エリって自分の事好きなんだ?それに自分を満たす事も?なんだか意外だわ。」

エリ

「つーか、自分をキライな人って、いるのかな?」

聡美

「えー、目の前に居るわよ。今は、嫌いだった、だけど。笑」

エリ

「そっちの方が意外よ。人の心なんてわからないものなんだね。」

聡美

「そうね、見えないモノが一番大切なのね。」

「でも、エリは引き寄せの才能があるかも?」

エリ

「なんで?」

聡美

「自分を好きで、自分を満たすのも好きなら、半分はクリアーじゃない。今までの人生が良くなかったのは、常に悪い気分でいたからだけよ。それを良い気分にしていけば、あたしなんかより早く、幸せを引き寄せるんじゃない?やったね!笑」

エリ

「そんなものなのか?どっちにしてもラッキーなのね?」

聡美

「そうそう、その調子!長い付き合いだけど、エリからラッキーなんて単語を聞いたの初めてよ。笑」

「じゃ、こんな感じで楽しくやっていこう!」

 

 

自分はどうありたいのかを追求する、絶対価値とは?

 

勇気を出して、人生に向き合った、エリ。そして、与える事の素晴らしさを初めて知った聡美は、意気揚々と翌日の朝食会に出席していた。

朝7時の役員専用食堂にて。

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室井部長

「おはよう。健太の活躍、社長も絶賛してたわよ。さすがね。笑」

健太

「いや、ほんま、オレ、なんもしてないっすよ。ま、誉められるのはエエ気持ちやけど。笑」

室井部長

「私は、健太ならやってくれる!って、最初からわかっていたけど、それでも嬉しいわ。私の試算の3倍の売上げを上げてくれたんですもの、ありがとう、健太。」

健太

「マジ、ゴルフの話で盛り上がって、ゴルフに行って遊んできただけですから、たまたまですねん。お礼なんて。照」

室井部長

「これで、新営業方針で失敗したとしても、誰にも文句言わせないから。」

「ま、絶対に失敗しないけどね。笑」

聡美

「マジ、カッコイイ、部長。笑」

室井部長

「まあね。笑」

「田口課長、営業マン達の顔も、ドンドン良い顔になってきたね。」

田口課長

「はい。日増しに笑顔が増えてる気がします。」

室井部長

「じゃあ、数字や結果を気にせず、お客様に自分の気持ちを伝える事が、出来てきたのかな?」


田口課長

「はい、私はそう言う印象を持っています。私自身も、お客様とお話しする際、以前の様な気負いは無くなった気がします。」

室井部長

「とても良い事ね。いままでの営業部、特に営業マンは、必死で自己評価を高めようとしていたのよ。」

聡美

「自己評価?」

室井部長

「自分と他の誰かを比べる、モノサシみたいなものよ。」

「営業成績だったり、肩書きだったり、年収だったり、住んでる家だったりね。他者と比べて自分の位置を知り、自分が相手より上か下かを判断したがるのよ。」

「その上で自己評価を付けて、自分の価値をつけたがるの。それが、一般的な日本サラリーマンの特徴かな。」

田口課長

「自己評価を高める事自体、何の問題があるのでしょうか?私達は、幼少の頃から自己評価を高める為に、努力してきたのですが。。」

室井部長

「そこがあなた達の可哀想なところなのよ、私から見たらね。」

「自分と他人を比べて、勝った負けたの競争社会。それに飲み込まれて、人間の価値は、年収や肩書き、家や車などの所有物で決まると思い込まされてる。悲惨よね。。」

田口課長

「お言葉ですが、サラリーマン、特に一家の大黒柱は、家族を養い幸せにする義務があると思います。それには、年収、社会的地位は高いほうがよく、住まいは広い方が良いので、競争社会は、致し方ないかと思うのですが。」

室井部長

「ね、そう言うでしょ。自分の価値を他者との比較でしか、判断できない。そこが問題なの。」

「前にも言ったけど、年収や肩書きなんて、リストラされたら綺麗サッパリなくなるのよ。収入がなくなったら、大きな家のローンも払えなくなるの。そんな物質的なモノが人間の価値を決めるなんて、チャンチャラおかしいのよ。」

田口課長

「しかし、それ以外の自己評価のつけ方は、わかりません。」

室井部長

「だから、ここにいるんでしょ?田口課長!笑」

「自己評価は、他者と比較するものではないの。」

「ましてや物質的な所有などではなく、本当の自分の価値を見出すものなの。」

「その、本当の自分の価値ってのが、レンズ絞りを開放にする事でわかるのよ。」

聡美

「あ、そうか。ハイヤーセルフは、その人が、本当に経験したい事や、欲しい物、実現したい事、最終的には、今回の人生で、どんな幸せや喜びを感じたいのか?そのすべてを知っている。それを知り、体験することが、その人の本当の価値になるんですね。」

室井部長

「小林リーダー!完璧ね♪」

「だから、今の新しい営業方針にしたのよ。コレ、営業マン達のレンズ絞りを開けてるの。みんなの顔から笑顔が増えて、営業部全体が良い雰囲気になってるでしょ?それは、みんなが比べる事、競争をやめたからよ。みんな本心では、自分に正直に、仕事がしたかったのよ。」


健太

「なんか、日本人は大変やなぁ~。こんな簡単な事が出けへんねんな。」

「ま、そやけど、ホンマ雰囲気良くなってきてるわ。オレもみんなに、しゃべってもらえるようになってきたし。笑」

室井部長

「まあもうすぐよ、みんなのレンズ絞りが開放になるのは。」

「そうすれば、他人と比べていた相対価値から、自分はどうありたいのかを追求する、絶対価値に変化していくわよ!」

「その時には、この会社は大躍進を遂げるでしょうね。笑」


聡美

「部長って凄いなぁ~。」

室井部長

「小林リーダー!何ボーっとしてるのよ。大躍進を遂げる為には、あなたと健太で、心の変革プロジェクトをやってもらわないと、絶対に不可能なんだからね!しっかりしてよ!笑」

聡美

「あ、新営業方針だけで、大躍進出来るのかと思ってました。」

室井部長

「じゃあ、あなたは何の為にココにいるの?笑」

「新営業方針と、心の変革プロジェクトがセットになって、大躍進するのよ。」

聡美

「はい!心の変革、しっかりやります!」

 

 

人生をデザインする

 

先週、桃子に引き寄せの基本を改めて伝授され、その気持ちをエリに伝えた聡美。インプットとアウトプットのバランスも取れ、後は、心の変革プロジェクトに邁進する。

人生で初めて味わう、仕事に対する、いや、自分自身に対する高揚感で、ワクワクする自分が抑えられない、聡美であった。

朝7時の役員専用食堂にて。

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室井部長

「おはよう。さ、今週も、大好きなお仕事、楽しもうね!笑」

健太

「部長、何をいまさら。笑」

「仕事は楽しいものやし、楽しくなかったら、オレ、とっくに辞めてますって。笑」

室井部長

「健太に言ってないって。笑」

田口課長

「私は仕事を楽しいとは思えません。しかし、この朝食会は、私にとって、新しい概念を吸収する場になっており、少なからず刺激を頂いています。」

聡美

「あたしも、仕事は生きる為に仕方なくするもの。そうやって何十年も仕事してきました。」

「でも、部長に出会ってから、あたしの考えがひっくり返りました。笑」

「心の変革プロジェクトが始まるかと思うと、テレビのドラマより楽しみなんです。」

健太

「アホちゃうん。ドラマとか映画なんかより自分の人生のほうが、おもろいに決まってるやん!笑」

聡美

「健太、今ならわかる、その言葉。その通りね。笑」


健太

「ドラマや映画も作ってる側の気持ちで観たら、結構おもろいし、オレの人生をデザインする上で参考になるけどな。」

室井部長

「みんな、聞いた?健太、人生をデザインするって。大笑」


健太

「そこ、笑うとこちゃうやん!笑」

室井部長

「あ、ごめんね。笑」

「でも、ホント良い事言ったよ、健太。」

「よく言うじゃない?自分は、自分の人生の脚本家とか、監督とか。アレはちょっと違うのよね。」

聡美

「よく聞きます、自分の人生を映画に例えて、映画監督のように人生を創ろうみたいな。」

「でも、レンズ絞りを開放してハイヤーセルフに繋がれば、人生の脚本が書けるんじゃ。。」

室井部長

「それはそうよ。でもニュアンスが違うのよね。例えば、脚本家とか監督とかは、コンセプトを決めてストーリーを詳細まで考え、カメラを回して、完璧な作品を創る。そして、観客を喜ばせる。」


聡美

「それを自分の人生で出来るのは、夢みたいです。」

室井部長

「それは出来るんだけど、実際は、ハイヤーセルフに願望を伝えるんだけど、その後の細かい事は全て、ハイヤーセルフにお任せするのよ。」

「まあ、丸投げね。笑」

「あとは良い気分で、今の幸せに感謝していれば、自分の予想を遥かに超えた現実を見せてもらえるから。きっと驚くわよ!笑」

聡美

「勘定奉行に、おまかせあれ~!ですね。笑」

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聡美

「そうか。大きな望みは決めて、あとは丸投げでいいんだ。」

「じゃ、どう言う風に望みが叶うのか、イメージする必要はないんですね?」

室井部長

「そうよ。逆に細かい事までイメージしちゃうと、それが制限になるの。制限した範囲しか期待しないし、それ以外が見えなくなる。そうすると、せっかっくのハイヤーセルフからの素晴らしいギフトが受け取りにくくなるのよ。」

聡美

「なるほど、良くわかります。」

「丸投げして、良い気分で、どんな現実が現れるのかワクワクして待つ、楽しいですね。」

室井部長

「そう、楽しいのよ。笑」

「もっと言うと、丸投げして、忘れちゃえばいいの。笑」

「で、毎日楽しく、気分良く過ごしていれば、必ずハイヤーセルフが叶えてくれるから、大船に乗った気持ちでいるコトね。笑」

「それが健太の言う、人生をデザインする、コツよ。笑」


田口課長

「私には信じられません。今のお話では、自分の努力や頑張りなしで、自分の願いが叶ってしまう訳で、そんな事、この現実社会ではあり得ないと思います。」

室井部長

「そう、まだ信じられないのね。この前の健太の契約の件は、良い例だと思ったんだけど。」


田口課長

「桐谷君には失礼だが、あれは、たまたま偶然。営業は、そうそう毎回上手くいくものではないと思います。」


健太

「そうそう!オレ、なんもやってないし。次もやろうとか思ってないし。ハハハ。」

室井部長

「そうね、自分が体験しないと信じられないよね。田口課長もそのうち分かるわ。」

「ただ、営業は、そうそう上手くいかないって思ってたら、その通りの現実になるから、考え方を改めたほうがいいわね。」

「とにかく、田口課長に奇跡を体験してもらうためにも、心の変革プロジェクトを進めていかないとね。」

聡美

「はい。あたし、プロジェクトリーダーとて、責任を持ってこのプロジェクトを成功させるよう、努力します。」

「ところで部長、あたし、何やればいいんですか?」

室井部長

「ハハハ!最高ね、小林さん!笑」

「まだ具体的な指示も出してなかったね。」

「まず、成功させる、努力する、は、要らないよ。さっきも言ったけど、心の変革プロジェクトがうまくいって!それを願って、丸投げね!」

「そしたら、必ず成功するから、安心していいのよ。」

聡美

「そっか。わかりました。あたし肩に力が入ってました。リラックスして楽しみます。」

室井部長

「プロジェクトの内容自体は簡単よ。小林リーダーと健太で、私が朝食会で伝えた事を社員全員に伝えていくの。」

「どんなカリキュラムで進めるかは任せるね。」

「田口課長、スケジュールは、プロジェクト優先で組む事を徹底してね。」


田口課長

「営業活動よりですか?」

室井部長

「もちろん。プロジェクトスケジュールを入れてから、営業アポを組んで欲しいの。」


田口課長

「納得いきませんが、了解です。」

室井部長

「じゃ今日から、小林リーダーと健太で、プロジェクト本格スタートよ!」

聡美

「胸の鼓動が抑えられません。」

「ドキドキワクワク、心の変革プロジェクト!発進します!」

 

魂の赴くまま

 

いよいよ、心の変革プロジェクトがスタート。部長からGOを貰って意気込む聡美。健太との凸凹コンビが光を放つのか!?さっそく2人のミーティングが始まった。

聡美

「凄く、興奮してるし、やる気マンマンなんだけど、一体どこから手を付けたらいいんだろう?健太、得意でしょ、こんな仕事?」


健太

「え?それって無茶振りやん。オレ、まともに仕事とか、したことないで。いつも適当に遊んでるだけやもん。」

聡美

「うそ?ニューヨークでは、部長の右腕って聞いたよ。」

健太

「だから、部長と一緒に遊んでただけやって!もー、よーゆわんわー!」

聡美

「こっちが、よーゆわんわー、よ!」

「でも、どうしよう?あたし、入社以来、事務一筋、他の仕事、した事ないのよ。プロジェクトとかチンプンカンプンなの。」

「あんた、男なんだから、なんとかしなさい!」

健太

「それって、パワハラやん。こんなん、男も女も関係ないやん。あ、セクハラか?」

聡美

「もー。誰かに相談しよう。えっと、えっと。。」

健太

「わかった!おっちゃんに聞こ!よし、リーダー、一緒に来て!」

健太に手を引かれる様に会社から飛び出した。健太は、タクシーに乗りながら、おっちゃんに電話していた。あまりに急な展開に、思考停止におちいる聡美。

 

健太

「おっちゃん、会社におるって。時間空けてくれるから、一緒に昼飯行こうって。」

聡美

「ねえ、ちょっと、一体何が何だか。。」

健太

「そやから、プロジェクトを進めんのに、オレら2人は未経験やん?こんな時は、経験豊富な人に聞くんが手っ取り早いやん。そやから、おっちゃんとこ行くねん。」

聡美

「おっちゃんって?」


健太

「おっちゃんは、おっちゃんやん。あ、そうか、説明せなわからんよな。」

「オレの唯一の得意先の本部長さんや。」

聡美

「え?なんでお客様に、ウチのプロジェクトの相談に行くの?健太、気は確か?」


健太

「なにが?バッチリ気は確かやで。つーか、めっちゃええアイデアやと思てるで。」

聡美

「どこが良いアイデアよ。こんなこと課長に知れたら、ただじゃ済まないよぉ。泣」


健太

「泣かんといて、リーダー。大丈夫やから。安心してや。」

「そのおっちゃんな、めっちゃええ人やねん。絶対、力になってくれるから。」

どうしよう?こんな時どうしたらいいんだっけ?えっと、最悪な出来事が起きたら、その出来事自体は、ただの出来事。それをどう見るかは、あたし次第。確かカレーの時に、桃子に教わったな。物事のよい面を見る!そうだ、まだ、何も起こってないし、健太も大丈夫って言ってるし。

聡美

「ま、いいか。なるようになる!」

そうこうしている間に、タクシーは健太の得意先である、巨大チェーン店の本部前に到着した。銀座のど真ん中、地上60階建ての新築ビル。受付で健太が用件を伝えると、綺麗なおねえさんが、先頭に立って案内してくれた。そして、最上階、とても重厚で立派な扉をノックした。

おねえさん

「高田本部長、桐谷さんがお見えになりました。」

本部長

「ああ、通して。」


健太

「おっちゃん!すんません!ちょっと相談があって。」

本部長

「お、健太!よく来てくれた、まあ、こっちへ来て座りなさい。そちらのお嬢さんもどうぞ。」

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聡美

「いつもお世話になっております。小林と申します。この度は突然押しかけて、申し訳ございません。」

本部長

「こんにちは、高田です。」

「そんな、堅苦しい事はいいから、てきとーにね。笑」

聡美

「はい。ありがとうございます。」


本部長

「健太、昨日またゴルフに行ったぜ、なんと85切ったよ!」


健太

「え?ほんま?おっちゃん、やるやん!すごいなぁ~おめでとう!もうすぐシングルやなぁ!」


本部長

「俺、凄いだろ?大笑」

「今度こそ、健太に負けないように、毎日練習してるんだよ。」


健太

「おっちゃん、負けん気強いもんなぁ。笑」

「オレも練習せな!」

本部長

「ところで、相談って?」


健太

「あ、そやそや。おっちゃん、オレと、この小林リーダーで、会社のプロジェクトを任されてんけど、プロジェクトってどうやって進めたらええんか、さっぱりわからんねん。ちょっと教えてくれへん?」


本部長

「健太の頼み、断るわかにはいかないね。よし、みっちり教えてあげよう。」

聡美

「すみません、仕事と何ら関係のないお話で。。」


本部長

「そんなに恐縮しないで、お嬢さん。笑」

「僕は、健太とマブダチなんだ。友達が困ってるのに助けない道理はないよ。気にする事はないから、安心して。」

健太

「おっちゃん、ありがとう!」


本部長

「じゃ、メシでも食いながら話そうか。」

心が燃える仕事とは?

 

1番の得意先に、社内プロジェクトの相談を持ちかけた、健太。うまく現実が把握できないまま同行した聡美。通常では考えられない行動を何事もなかったように受け止める、高田本部長。

ちょっと頭のネジが。。の、2人と、銀座の超高級レストランでランチミーティングが始まった。

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本部長

「さあ、さあ、遠慮なく何でも食べなさい。」

「健太、ワイン飲むか?」


健太

「あ、いただきます!」

聡美

「ちょっと、健太、仕事中でしょ!」

本部長

「いいから、いいから、お嬢さん、お客様の僕が誘ってるんだ。ここはひとつ、てきとーに。笑」

聡美

「はい。」

料理が運ばれ、本部長と健太は、ワインを飲みご機嫌でゴルフの話に興じていた。

一向にプロジェクトの相談にならない会話を小耳に挟みつつ、酔っ払いの健太と会社に帰ったら、課長に怒鳴られるだろなぁと、心配ばかりが頭をよぎる聡美。

さっきから、ずっとゴルフの話ばっかり。こんなんでプロジェクト、大丈夫なんだろうか?て、言うか、社内のプロジェクト、それも結構重要なプロジェクトなのに、社外の人に内容を言っちゃっていいんだろうか?これって、社外秘じゃないの?

あー、心配で胃が痛くなってきたよ。なんで健太は、あんなに飲んで食べて笑ってられるの?あたしがこんなに心配してるのに!

あ、またやってる、あたし。来てもない未来に心配して、今をまったく楽しんでない。心ココにあらず状態。そうだ、さっきも反省したばっかりじゃない。よし、ここはひとつ運を天に任せて、あたしも美味しい料理、楽しんじゃおう!

本部長

「お嬢さん、やっと食べ始めたね。ここの料理は美味しいんだよ。いっぱい食べて。ワインどう?」

聡美

「じゃ、いただきます。」


本部長

「そうこなくっちゃ。楽しく飲んで、楽しく食べて、楽しい会話をしよう。仕事の事は、どうにでもなるから、てきとーに。笑」

健太

「そや、そや。おっちゃんの話、おもろいわー。ほんで、ほんで、話きかせて、おっちゃん!」

吹っ切れて、今を楽しもうって決め、食事と会話を思いっきり楽しんだ。本当に楽しく、夢のような時間が過ぎていった。気付けば夕方に差し掛かる時刻。ふと我に返り、まったく仕事が進んでない事を思い出して、激しく落ち込む聡美であった。


本部長

「小林さん、急にどうした?体調でも悪いの?」

聡美

「すみません、ちょっと仕事の事を思い出してしまって。。」


本部長

「そんなことか。体調じゃなくて、良かった。」

聡美

「そんなこと。。」


本部長

「あ、ゴメンゴメン。笑」

「小林さんは健太と違って真面目だから心配なんだね。大丈夫。ここに来る前、健太からプロジェクトの概要を聞いて、ウチのマーケティングマネージャーに資料をまとめさせてるんだ。たぶん、もうすぐ持ってくるよ。」


健太

「おっちゃん、すんません、何から何まで。」


本部長

「気にするな、健太。気にするのは、俺とのゴルフ対決だけにしておけ!笑」

そうこうしてる内に、マーケティングマネージャーが資料を持参して現れた。それを本部長に手渡して、軽い説明をし立ち去った。


本部長

「しかし、このプロジェクト、素晴らしい内容だね。健太から概要しか聞いてないが、お宅の部長さんが目指している心の変革は、今までの会社経営の概念を遥かに超えた壮大なプロジェクトだ。僕も経営者として、大いに興味を持ったよ。」

聡美

「え?本部長さんが経営?」


本部長

「僕は現場が好きなんだ。どうも、社長業だけやるのは、しっくり来ない。だから、現場に顔出して、生の情報を感じたいんだ。今回も、現場に居たからこそ、凄い情報を受け取れただろ?笑」

聡美

「え?社長さんだったんですか?すみません、何も知らずに。。」


健太

「オレもぜんぜん知らんかったわ。おっちゃん、社長なんや?」

本部長

「健太、気にするな。肩書きなんて関係ないよ。」

「要は、その人間が、本気で人生を楽しんでるか?心が燃える仕事をしてるか?それが、その人間の価値だと俺は思ってるんだ。だから、健太はそのままがいいよ。」


健太

「はい。つーか、オレ、そんな器用に自分を変えられへんけど。笑」


本部長

「それでいい。笑」

「それより、このプロジェクト、俺の会社でも採用させて欲しいんだが。」

聡美

「へ?まだ、ウチでも始まってもないのに?」

 

新規事業誕生

 

聡美と健太、プロジェクトの進行の仕方がわからなかったので、こともあろうに、健太の担当の本部長にお伺いをたてた。快く引き受けた本部長は、実はその会社の社長だったのだ。

プロジェクトの進行をまとめてくれた上、高級料理とワインまでご馳走してくれ、最後には、まだ始まったもないプロジェクトを自社でも採用したいとのオファーを申し入れたのだった。

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聡美

「へ?まだ、ウチでも始まってもないのに?」

本部長

「コンセプトで、ピンと来たんだ!」

「僕が以前から探していた社員教育システムが、ずばりコレだったんだ!」

聡美

「でも、このプロジェクトは、弊社の社内教育用で進めていまして、採用と言われても。。」


本部長

「こんな素晴らしい内容、社内で独り占めにするつもりなのかい?笑」

「ウチは5000店舗あるから、全てにシステムを導入する事になったら、よいビジネスになるんじゃないかな?」

聡美

「普通に考えても、大きなビジネスになると思います。でも、そんな風に考えてなかったので。。」

本部長

「ま、あまりにも無茶な相談だったかな。笑」


健太

「わかった!おっちゃん!」

「このシステム自体を販売したらええんや!カリキュラムと教育システムを構築して、全国の企業向けに売って行くんや!」

本部長

「確かに面白いビジネスになるかもね。」

健太

「せやろ!めちゃ凄い商売になるで~!」

「それには、おっちゃんの力が必要なんや。」

「おっちゃん、一緒に共同でこのプロジェクト進めへん?」


本部長

「御社の発想とウチのマーケティング、横のつながりがあれば、結構大きなビジネスになる可能性はある。リスクも少ない。なんたって原価がゼロだからね。」


健太

「おっちゃんがええんやったら、たぶんウチの部長はOKするでー。そしたら、共同開発の新事業やで~!」

本部長

「断る理由が見つからないね。笑」

「これが俺の求めてる、心が燃える仕事なんだ!」

健太

「よっしゃ!決まりや!」

聡美

「健太、ちょっと勝手に進めて大丈夫なの?」

健太

「リーダー、何言うてますねん?この奇跡の大事業、誕生の瞬間に立ち会えてんやで!」

「て、いうか、その大事業のリーダーやねんで!もっと喜んだらええやん!笑」

確かに。。聞いてるだけでも凄い事だと思う。。そうよね、今、目の前に起こってる事が全てなのよね!こんな素晴らしい瞬間を味あわないなんて、どうかしてるわ。

聡美

「そうね、凄い事ね!やったー!」

健太

「そやで、リーダー!」

「おっちゃん、今日は、新事業誕生の前祝といきましょう!」

本部長

「そうだな、本当に素晴らしい瞬間だ!楽しもう!」

「ウエイターさん、シャンパンを開けてください!」

新事業誕生を祝して前祝をした3人。その日は、そのまま大いに飲んで食べて、新事業について、それぞれの夢を語り合った。聡美が室井部長に連絡を入れて、その日は直帰し、翌朝に報告することになった。

翌朝7時の役員専用食堂にて。

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室井部長

「おはよう。小林リーダーと健太、昨日は会社を飛び出して、とうとう帰ってこなかったけど、どんな良い思いをしたの。笑」

聡美

「すみません。きちんと報告もしないまま直帰してしまい。」

田口課長

「新プロジェクト、初っ端から弛んでるんじゃないか?もっと地に足を付けて、コツコツと進行していくことが大切なんだ。仕事を舐めるな!2人とも反省が必要だな。」

聡美

「課長、すみません。どうしても流れでついつい。。」

田口課長

「バカヤロー!!仕事に、ついつい、なんかあるか!」

室井部長

「まあまあ、課長、まだ報告も聞いてないのよ、落ち着いて。」

聡美

「えっと、昨日の報告なんですが。」


健太

「オレから報告します。リーダーは何も悪くないです。無茶したんはオレですから。」

「ま、無茶とは思ってませんが。笑」

田口課長

「無茶?」

健太

「昨日、プロジェクトのミーティングをリーダーとしてたんですが、2人とも初心者なもんで、誰かにお知恵を借りようと思いつき。ほんで、オレが、おっちゃんのとこにリーダーを引っ張って行ったんです。」

田口課長

「おっちゃん?もしかして、おまえ、それ。。」

健太

「あ、そうです、オレの得意先の本部長のところに行ったんです。」


田口課長

「な、なに~!?バカヤロー!!おまえ、何考えてるんだ!!怒」

室井部長

「アハハハ!おもしろーい!傑作ね!笑」

「得意先に社内プロジェクトの内容を相談する。健太しか出来ないよ、その発想!最高ね!笑」

田口課長

「部長!笑い事じゃないですよ。」

「なんたる失態。取引停止になったどうするんだ?」

健太

「取引停止なんて、絶対ないですわ。逆ですよ、逆!笑」

室井部長

「もう健太、早く教えてよ!笑」

 

引き寄せの法則おさらい。小さなことからコツコツと。

 

 

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聡美と桃子の引き寄せ物語
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