さよなら吉川部長。こんにちは室井部長。


聡美の運命を変えることになる室井部長の登場です。

 

さよなら吉川部長

 

ガチャ
バターン!

聡美

「ただいまー、我が家に到着だ。」

あー、楽しかったなぁ。

しかし、よく食べ、よく飲み、よく話したなぁ~。桃子とおばさんの相性もバッチリで良かった。

週末の勉強会開催も決定したし、楽しみが増えたし。

あれ、さっきからあたし、楽しいとか良かったとか、良い事ばっかり考えてるじゃん!良い気分だからだ。そっか、桃子が言ってたな、旅行で楽しい良い気分を満喫したから、きっと良い事が起こるって。明日からの会社も何だか楽しみになってきた。さ、お風呂でも入って、明日に備えて早く寝よう。

翌日会社に到着した聡美に、えりが勢いよく話しだした。

えり

「聡美、とうとうこの日が来たわね。どうなるか楽しみよね?」

聡美

「え?今日?なんかあったけ?」

えり

「あんたって、ボケ始まったの?会社の一大事、株主総会の日じゃない!」


聡美

「あ、そうだっけ。なんで一大事?」

えり

「あんた、やっぱりボケ始まってるよ。何言ってんのよ、今日の株主総会で、ウチの吉川部長が取締役に選任されるかもしれないのよ!会社設立以来、最年少取締役、誕生の日よ!」

聡美

「え?吉川部長が取締役になるの?」

えり

「そうよ、今日の株主総会で決まるのよ。だから、私も気が気じゃないのよ。」

聡美

「え?じゃあ、ウチの部長が変わるって事?」

えり

「今日、承認されたら、そうなるわね。だから、こうやって落ち着かないのよ。」

聡美

「もし、そうなったら、田口課長が昇進するの?」

えり

「本来ならそうだったけど、例の経費の件でその線は無いらしいわ。噂では、子会社からの抜擢や海外支店からの就任が有力みたい。」

聡美

「マジ?あたし、吉川部長が居るから、営業部に居るのよ。吉川部長が居なくなって、ヘンな部長がやって来たら最悪じゃん。やだなぁ。」

えり

「そうなのよ、吉川部長ってホント部下想いで、優しくて、人格者でしょ。私もあの人以外の人の下で働くなら、いっそ会社を辞めようかと思ってるぐらいよ。」

聡美

「わかるー。吉川部長が昇進するのは嬉しいけど、残ったあたし達はどうなるの?お先真っ暗。」

やがて、株主総会で吉川部長の取締役選任が可決受理された。
営業部では、吉川部長への賛辞があちこちから上がった。

 

えり

「あー、やっぱり。仕事する気が起きん。」

聡美

「ホント、最悪!さよなら吉川部長!」

はっ!!あたしったら、完全に目の前の現実に、思いっきり振り回されっぱなしじゃない。でも、大好きな吉川部長がいなくなるって。。やっぱり、最悪だわ。この出来事の良い面を見るって、ぜったい、無理!

でも、今の状態なら、以前のあたしのまま。昨日、あんなに気分が良くて、良い事が起こる予感がしてたのに、現実は真逆じゃん。どうしてなんだろう?

うーんと、うーんと、やっぱり良い面を探さなきゃ。そうだ!次に来る部長が、吉川部長ぐらい良い人だったら、ううん、吉川部長よりもっと良い人だったら。。お、その可能性あるよね?あるある!なんだか、持ち直せそうな気がしてきた。

えり

「聡美、お昼よ。ランチ行こうよ。」

聡美

「そうね、気晴らしに行こう!」

あ、そうだ、気分転換、自分接待だ。えっと、今行きたい所は、、屋上だ!

聡美

「えり、今日さ、お弁当買って屋上で食べない?いい天気だし気持ちイイかもよ?」

えり

「屋上ね。長いこと行ってないな。たまにはそうするか。」

お弁当を買って屋上に到着した2人。お約束通り、おばさんも屋上でお弁当を食べていた。

聡美

「おばさ~ん!」

おばさん

「あ、小林さん、昨日はゆっくり休めたかい?」

聡美

「はい、おかげさまで。」

「えり、おばさんと一緒に食べようよ。」

えり

「おばさん、こんにちは。」

おばさん

「布施さん、こんにちは、久しぶりね。」

聡美

「あれ?おばさんとえりって、知り合い?」

えり

「当たり前じゃない。いつもお掃除してくれてるのに。」

聡美

「それもそうね。あたしね、昨日まで、おばさんと箱根に旅行に行ってたのよ。」

えり

「そうなんだ、仲良いんだね。知らなかった。」

おばさん

「さ、さ、とにかく、いただきましょう。」

聡美 えり

「いただきます。」

聡美

「おばさん、知ってました?吉川部長が取締役に昇進したんですって。」

おばさん

「はい、なんとなくね。」

聡美

「知ってたんですね。」

えり

「聡美知らないの?おばさんって、社内情報、結構握ってるって噂があるのよ。部長連中とかが、おばさんに相談してるって聞いたことあるもの。」

聡美

「えっ?ぜんぜん知らなかった。おばさん、ホントなんですか?」

おばさん

「布施さんが大げさなのよ(笑)。確かに、仲良しの部長さんもいるわよ。でも、世間話してるだけよ。」

えり

「おばさん、謙遜なさって(笑)。」

聡美

「そうだ!じゃ、おばさん、次のウチの部長は誰なんですか?」

えり

「あんた、ズケズケと良くそんな事、単刀直入に聞くわね。」

おばさん

「いいのよ(笑)。小林さんらしいわね。私も詳しくは知らないけど、社外から来るって噂を聞いたわよ。確か、ニューヨーク支店の支店長さんって。」

えり

「え?あの有名な?」

聡美

「え?なに?なに?そのニューヨーク支店の支店長さんって、有名なの?あたし全然しらないわぁ。」

えり

「あんたはお気楽でいいわねぇ。その支店長、凄いのよ。」

聡美

「何が凄いの?教えて?」

えり

「その人ね。。」
「ニューヨーク支店」の画像検索結果

 

新部長登場

 

ガバッ!
えりが突然立ち上がって話し出した。

えり

「その人ね、ニューヨーク支店を立ち上げた人なの。」

「ニューヨーク」の画像検索結果

聡美

「す、凄いね。今やニューヨーク支店は、本社についで売り上げNo2よね。それを立ち上げた人。。ちょっと凄腕じゃない?」

「おばさん、ニューヨーク支店っていつ出来たんでしたっけ?」

おばさん

「私が清掃でこの会社に入る随分前、確か20年前って聞いてるわよ。」

えり

「聡美、そんなことも知らないの?この会社では、私達の方が、おばさんよりずっと長いのよ。私達、かれこれ26年目のお局じゃない。しっかりしてよ。」

聡美

「お局かぁ。あたしぜんぜん自覚なしよ。て、言うか、自分の年齢自体も自覚ないもの。」

えり

「あんたはいいわねぇ、昔から天然で、お気楽で。」

「とにかく、ニューヨーク支店長は、英語も出来なかったし、コネもなかったけど、自分から志願して、ニューヨークに行った方なの。当時、本社ではバリバリと営業をこなして、個人成績では常にトップに君臨。その立場を捨てて、たった1人で新天地へ。そして、今やニューヨーク支店は、我が社に無くてはならない存在になったのよ。」

聡美

「話を聞けば聞くほど、めちゃめちゃ仕事が出来て、チャレンジ精神もある、相当な実力者だと言う事はわかった。と、言う事は、めちゃめちゃ仕事に厳しい、怖い人を想像しちゃうんだけど。。」

えり

「私も噂しか知らないけど、相当パワフルな方ってのは、聞いてるね。」

聡美

「おばさん、何か知ってます?」

おばさん

「そうね、支店長さんはナゾが多いみたい。スタッフが全員アメリカ人だから、伝わってくる情報も少ないの。とにかく、売上げ至上主義で、ニューヨーク仕込のクールな考え方をするそうよ。要するに、日本人のような思いやりの心など、無用な世界。血も涙もないって聞いたわ。」

聡美

「あたしの予想は外れたか。吉川部長より良い人が来るって思ってたんだけど。。」

えり

「あんた、とことんバカね。吉川部長より良い人なんて、会社中探しても、どこにも居ないわよ。寝ぼけてるんじゃないわよ。」

聡美

「そうよね~。最悪だぁ。。」

えり

「最悪ね。」

おばさん

「なに2人とも落ち込んでるのよ。まだ、どんな部長か噂だけじゃない。私が悪かったわ、もっとオブラートに包めばよかった。ごめんなさいね。」

聡美

「おばさんが悪いんじゃないんです。あたしの運が悪いんです。せっかく引き寄せの法則を学んで、うまく行きかけたのに。。こんな事態になるなんて、ツイてないよ。」

おばさん

「小林さん、前に言ったけど、【運】や【ツキ】なんてものは無いんだよ。全ては自分の蒔いた種なんだ。今も、あまり良くない種を蒔いちゃったね。桃子さんの言ってた、良い気分を探さないと。」

聡美

「あ、そうだ。ちゃんと気分転換しないと。」

えり

「とにかく、明日の朝よ。着任の挨拶があるらしい。そこで、その新しい部長を品定めね。」

聡美、帰宅して、湯船に浸かりながら。。

あのニューヨーク支店をたった1人で立ち上げた人。言葉も通じない外国で知り合いも居ないのにどうやって支店を造ったんだろう。相当な精神力がないと出来ないよね。あたしなんかと住む世界が違う人なんだろう。あ、実際、外国に住んでたし。

とにかく、もの凄く仕事が出来る事は、間違いないね。あたし、そんな人の下でやっていけるんだろうか?一桁間違った資料なんて提出したら、速攻クビかもね。ニューヨーク仕込だもの。この歳じゃ再就職はないだろうなぁ。どうしよう。胃が痛くなってきたよ。。

あっ!あたし、また、物事の悪い面を見て、最悪の未来を想像して、嫌な気分に浸ってたよ。たぶんもの凄く悪い波動をだして、悪い波動の出来事を引き寄せてたんだろうなぁ。。

あー、こんな時は、寝るに限る!ビール飲んで即寝よう!!

明日は明日の風が吹く!!

そして翌日。


吉川部長

「みんな、今まで拙い僕の下で頑張ってくれて、ありがとう。みんなのお陰で階段を一段上がれることになりました。営業部からは離れるが、同じ会社の仲間は変わらない。これからも、何かあったら、いつでも相談に来てくれ。僕はこの会社が大好きだ。そして、みんなの事も大好きだ。だから、大好きなみんなと、大好きな会社の為に一生懸命頑張るよ。今まで支えてもらって、本当に、ありがとう!これからもヨロシク!」

営業部一同 拍手喝采

吉川部長

「それでは、僕の後任の部長を紹介する。僕より先輩で、僕よりずっと仕事も出来るし、人間性も優れた方だ。僕が大好きで、尊敬している先輩でもある。この大好きな営業部を先輩に見てもらえて、とても安心しているし、将来が楽しみでもある。」

吉川部長が尊敬している方。。え?もしかして、噂が先行しているだけで、本当はめちゃめちゃ良い人なんじゃない、今度の部長って。

吉川部長

「それでは、紹介します。先輩、どうぞ入ってください。」


吉川部長

「僕の大好きで、尊敬している先輩、室井さんだ。みんな、挨拶して。」


全員

「はじめまして、おはようございます。」

室井部長

「おはようございます。私が今度、営業部に配属されました室井です。ずっと海外にいたので、日本のことが何にも分からないの。みなさん色々教えて下さいね。よろしくお願いします。」


げっげ!!おんな~?

そんで、やさしそう~

個人面談

 

ポンポン
室井部長が、吉川取締役の肩をたたきながら言った。

室井部長

「吉川君、長い間ご苦労様。あ、吉川取締役だったわね、ゴメン(笑)。」

吉川取締役

「室井さん、今までの呼び方で大丈夫ですよ。では、後のこと宜しくお願いします。」

室井部長

「うん、わからない事は、バンバン相談行くから覚悟してよ(笑)。」


吉川取締役

「みんな、後はヨロシク!それじゃ、失礼する。」


吉川取締役が退室し、室井部長がなにやら全員に、用紙を配るように指示した。

室井部長

「さ、みなさんお揃いね。では、今からアポイント以外の業務はストップしてね。今、配った用紙のアンケートに答えてもらいます。制限時間は1時間。はい、スタート!」

聡美

「なに?アンケート?仕事やらなくていいの?」

えり

「そうみたいね。ちょー面倒くさい。それも手書きって。仕事してるほうがマシよ。」

聡美

「あたし、会社で仕事以外の事するの初めてだから、新鮮。」

アンケートね。えっと、なになに。質問は、2つだけか。

あなたにとって、仕事とは何ですか?

え?これだけ?これを書かす為に1時間とるの?ふーん、ニューヨーカーのする事は分からんのぉ。じゃ、書くか。あたしにとって仕事とは??

あたしにとって仕事とは、生きる手段です。仕事をしないとお給料が貰えません。お給料がもらえないと、家賃や食費が払えません。と、言うことは生活出来ません。住む場所もなくゴハンも食べられないと、死んでしまいます。だから、仕事をしています。以上。

よし、次!

あなたにとって、人生とは何ですか?

人生?あたしにとって?そんなの考えた事ないよ。思ったこと書くか。

あたしにとって、人生とは、生まれてから今までの事です。人生は山あり谷ありと言いますが、あたしの人生は平凡そのものです。以上。

あれ、5分で終わっちゃったよ。こんなの他に書くことあるの?え、みんな真剣に書いてるよ。なんか、試験会場みたい。そうか、もうちょっと考えてみるか。

今の仕事は学生時代に就職活動をして、何となく安定しているから選んだのよね。そして、何となく合格した。ただそれだけね。

人生はとは?同じことの繰り返しかな。んー、なんか違うな。こんな事を室井部長は聞きたいじゃないよね?なんだろう?あー、わからん、コレでいいや。

室井部長

「はい、そこまで。本日は、早くみんなの事を知りたいので、みなさん1人1人と個人面談をします。私は商談室にいますので、アンケート用紙を持って、順番に来て下さい。」

「商談室」の画像検索結果

聡美

「げっ!最悪!このアンケート持って部長と面談?なんか結末が予想できる。。どうしよう?えり、どうすんのよ?」

えり

「どうって?別に、話すだけでしょ。」

聡美

「ちょっと見せて。え?なに?あんた、びっしり書いてるじゃん、ちょっと卑怯じゃない!」

えり

「あんたバカ?書けって言われたから書いただけよ。それより聡美、なにそれ?小学生みたいなこと書いて恥ずかしくないの?」

聡美

「恥ずかしいを通り越した。。でも一生懸命考えたけど、仕事や人生についてなんて、書けなかったんだもん。」

えり

「バカねー。適当に書いときゃいいのに。お客様は神様です!とか。人生は試練!とかさ。」

聡美

「えり大人だねー。もう間に合わないし、諦めよう。」

そうだ、こんな時こそ、引き寄せの法則を使わないと。えっと、目の前の現実は、あたしの危機一髪ね。この出来事の良い面を見てみよう。

個人面談で、アンケートが小学生並み。どう考えても部長は怒るよね。そして、仕事を舐めるな!って怒鳴られる。これが悪い面。

良い面は。。ない。

うーん、あ、良い気分でいよう!良い気分♪良い気分♪。。ダメだぁ。絶体絶命で良い気分は無理。。急には無理よね。やっぱり日頃からの積み重ねかぁ。

そして、聡美の順番が来たので商談室に向かった。

聡美

「失礼します。」

室井部長

「どうぞ、入って。えっと、小林さんね。ちょっと、アンケート読ませてね。」

聡美

「どうぞ。」

室井部長

「あなたユーモアのセンスがあるわね。確か、ウチの部でもベテランよね?」

聡美

「はい、田口課長の次に古いです。布施さんと同期です。」

室井部長

「なるほど。ま、このユーモアは分かったから、小林さんの人生観を聞かせてくれない?」

聡美

「えーっと、人生観。。平々凡々、可もなく不可もなく。。です。」

室井部長

「あなた!それ、真剣に言ってるの?」

聡美

「あ、はい。すみません。。」

室井部長

「そうか。。あなたと出会ったのも運命ね。明日、ブレックファーストミィーティングをやるわ。朝7時に役員用食堂に来て。」

聡美

「え?部長とあたしでミーティング?」

室井部長

「あと、田口君も一緒ね。あなたと田口君は同じ傾向があるの。この部でも影響力あるベテラン2人に、私から伝えたいことがあるの。じゃ、明日ね。」

聡美

「はい。失礼します。」

なんでなんで?あたしと田口課長?ミーティング?どうなってるの?これって最悪じゃん。ホントあたしが何したって言うのよ!

あの部長、なに考えてるのかサッパリわからん。朝7時ってめちゃ早いじゃん。やだなぁ。。

あ、桃子にメールで相談しよう。

 

【桃子、ウチの部に新しい女部長がやってきて、明日の朝、田口課長とミーティングやるって言うのよ。もう最悪でしょ?引き寄せを使おうとしても、ぜんぜんその気にならないのよ。どうしたらいいの?】

 

ブー)

あ、桃子。相変わらずのスピードね。

 

【聡美、現実に起こることは必然で、偶然なんてないの。そして、出来事自体に良い悪いもないのよ。それを決めてるのは聡美よ。だから、何が起きても大丈夫。きっと上手くいくから。】

 

そうか。そうだよね。よし、明日は明日の風が吹く!お、最近のお気に入りフレーズになってきたな(笑)。

 

部長VS課長

 

役員専用食堂の前で立つ、無言の田口課長と聡美。そこへ室井部長登場。

室井部長

「おはよう。2人とも早いわね。何こんな所で突っ立ってんの?」

聡美

「あのー、ここ、私達は入れないんで。」

室井部長

「あ、そうか、ゴメン。じゃ、一緒に入ろうね。」

聡美

「え、でも、室井部長も役員じゃないから。。」

室井部長

「あ、私はいいのよ。大丈夫。ついてきて。」

「役員専用食堂」の画像検索結果

ウェイター

「室井さん、おはようございます。こちらへどうぞ。」

室井部長

「さ、さ、座って。何にする?」


田口課長

「私はなんでもかまいません。」

聡美

「あたしも。部長って役員なんですか?」

室井部長

「あたし?昔ね。でも辞退したの。」

聡美

「え?もったいないです。」

室井部長

「いいのよ(笑)。現場が好きなの。」

「朝は、気持ち良いわね~。じゃ、始めようか。」

田口課長 聡美

「はい。」

室井部長

「昨日の面談で私の直感が働いたの。あなた方2人が部署全体のカギを握ってるな、って。そして、2人とも、とても残念な人生を歩んでいるのがわかったのよ。」


聡美

「残念な人生?あ、そうかも。。」

田口課長

「お言葉ですが、小林さんはともかく、なぜ私の人生が残念なんですか?」

室井部長

「気に障ったならごめんなさいね。悪気は無いの。海外が長いんで、つい、ハッキリ言っちゃうのよ。でも、残念って言うのは、もったいないって事。せっかく良いもの持ってるのに発揮できてないなって。」

聡美

「あたし、良いもの持ってるんですか?」

室井部長

「そう、私の直感があたってたらね。ま、そもそも直感がすべてなんだけど。」

聡美

「直感がすべてって、どう言うことですか?」

室井部長

「直感ってのは、私の内側にある潜在意識のサインなの。潜在意識が私に、道を教えてくれるのよ。」

聡美

「潜在意識って、、」


田口課長

「お話に割り込んですみませんが、今の話は、仕事とは関係ない話だと思うのですが。」

室井部長

「そこそこ。田口君は、あ、田口課長は、そういう所がもったいない訳よ。」

「もちろん、仕事に直接関係ある話じゃないわよ。でもね、私があなた達に伝えたいことは、必ず仕事にも影響してくるよ。ひいては、人生にもね。」

田口課長

「私には納得できかねます。もう少し説明いただけますか?」

室井部長

「そうね、じゃ、田口課長から始めるか。小林さんはちょっと聞いててね。」

聡美

「はい。」

室井部長

「昨日のアンケートね。あれ、誰がどう見ても、田口課長の回答はお見事だったわ。さすが、吉川君も認めただけあるわね。ただね、私が思うに、あなたは、自分の感情を抑え込んで、そして、相手の心も見ようとしていないのよ。ニューヨーカーもイメージ的にはそんな風に感じるだろうけど、彼らはしっかりと感情と向き合ってるのよ。ただクールに見えるだけ。」


田口課長

「お言葉を返すようですが、私には、感情を抑えるや、感情と向き合うの意味が分かりかねます。また、それが仕事と、どう繋がるかも分かりません。」

室井部長

「そうよね。感情を抑え込んで生きてきた、田口課長に分かる訳ないわね。」

「私も無理に、判ってもらおうとは思ってないわよ。ただ、私が日本に帰って来て最初の配属先。その部署の頼りにしている右腕じゃない。これも縁だと思うの。だまされたと思って、私の話を聞いてみない?もちろんNOでもOKよ、仕事とは直接関係ないんだから。」


田口課長

「いえ、わかりました。私も長いサラリーマン生活で、初めての事だったので。まったく意味が分からず失礼いたしました。よろしくお願いします。」

室井部長

「OK。もちろん途中でもイヤになったら言ってね。直接の仕事じゃないんだから。」


田口課長

「はい、わかりました。頑張ります。」

室井部長

「小林さん、朝から良く食べるわねぇ~。あ、いいのよ、食べてて(笑)。」

「で、あなたは、なぜ残念な人生かは、おわかり?」

聡美

「あ、はい。あたしはアンケートも小学生並みの答えしか出来なかったし。。実際、仕事とは、人生とは、って、考えた事もない人生でしたので、たしかに残念かなぁ。。と。」

室井部長

「その通り(笑)。田口課長とは正反対。あまりにも考えて無さ過ぎで、残念賞よ(笑)。」

聡美

「よくわかります。」

室井部長

「ただ、あなたには、光るものがあるよ。私には分かる。私はそれを光らせてみたいのよ。」

聡美

「あたし、光るものがあるんですか?生まれて初めて言われた言葉です。嬉しい。」

室井部長

「田口課長も小林さんも、きっと人生観が変わると思うの。私も想像するだけで嬉しくなっちゃうな。」

聡美

「あたしもワクワクしてきました。ところで部長、潜在意識ってなんですか?」

室井部長

「それね、あ、時間になっちゃったわね。じゃ、続きは明日でいいかな?」

聡美

「はい。」


田口課長

「明日から、よろしくお願いします。」

 

 

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聡美と桃子の引き寄せ物語
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